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内容説明
辺境を内と外とに二分する砂漠は、“帰らざる砂漠”と呼ばれて恐れられている。外辺境の町から、夜も灼けつくその砂漠に、今しも足を踏み入れようとしている奇怪な一団があった。砂漠を通って内辺境のバーナバスの町に行くことを依頼されたD。八年前に貴族に誘拐された“隠されっ子”タエと、タエを救出して期日までに家族のもとへ送り届けようとしている“人探し”パイパー婆さん。それに、Dをつけ狙う、外辺境一の戦闘士と噂の高いビューロー兄弟、ビンゴとクレイである。様々な思惑を秘めた一行が砂漠に入るや否や、すぐさま怪異な現象が発生し、半透明の球体や黒い蝶の群れが襲いかかってきた。“帰らざる砂漠”と恐れられていたのは、厳しい自然条件のためではなかった。この砂漠は侵入者を選別し、捕獲し、使役する“意志を持つ”砂漠だったのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
洪七公
1
既読本1988/06/08
がんもどき
1
再読。生きている砂漠を渡る、Dとパイパー婆さん達。ビューゴー兄弟はなかなか魅力的なキャラクターだった。生き残ったタエは果たして幸せになれたんだろうか?2020/04/17
ブー
1
今回は、砂漠横断のお話。とある依頼を受けて砂漠を渡るのだが・・・もちろん。お約束で連れもしっかり。貴族にさらわれた子とそれを助けた老婆。また、ある因縁で同行することになったハンター。渡る砂漠は貴族の遺産の一つで意思をもって、襲ってくる。ま、最後まで生き残るのは2人・・・お約束だが・・・しかし、どんどん”D”の強さが神がかりになっていっている気がする。2010/04/15
丰
1
Y-202008/03/09
慧
0
★1/2