感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
33
デビュー作「江帆波博士の診察室」を含めた初期作中心の短編集。滑らかな線の独特なタッチが印象的。作風も得意の幻想&怪奇モノ、コメディをはじめ、寓話風、ブラックユーモア・・・とバラエティに富んでおり一気にのめり込みました。夢幻魔実也の元になった(と思われる)キャラも登場。代表作「夢幻紳士」シリーズなどの原点を堪能できる一冊です。2020/02/29
noname
4
初期の短編集。コントラストの強い、メルヘンチックなタッチが却って新鮮。この中では「ミルクがネジを回す時」が好きだ。世界の流れを司る少女(涼宮ハ●ヒの先駆者!)の日常が、詩のようにテンポ良く飛び出してゆく。ただそれだけなのだが、それだけのことがとても味わい深い。どこか古きよき時代のSF、怪奇小説の匂いがするところも嬉しい短編集。2009/05/25
ちくぢ
2
初期の絵がすきなので、とても大好きな1冊です。個人的に「ミルクがねじを回す時」がおきにいり。2011/01/25
あにこ
1
何故こんなに素敵な話が描けるのだろう。怪奇からギャグまであらゆる初期短編が詰まっていて大分お得。。。彼の原風景に何が存在しているのかもっと知りたい。そういえばモンキー・パンチや松本零士の作風に似ているのは気のせい? これは皆におススメしたいような自分だけこっそり読んでいたいような。2010/01/23
hirokazu
0
「マジカル・高橋葉介・ツアー」を読み、その流れで。「客」と「新しい人形」(これは傑作)と「惑星LOVEの崩壊」が好き。現在のタッチで描かれたミルクが、昔と比べてかわいくないのがちょっと残念。2015/06/04