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内容説明
食材はマムシ、ゴキブリ、ネズミ…究極のイカモノ料理を追求する高校生、内原富手夫。今、彼の料理を熱望するものどもが現れた。それはこの世ならぬもの、この世を終わらせるもの。その斬新な取り合わせ、とびっきり豪快な盛り付け。伝統とクトゥール神話に新しい味がまたひとつと話題を呼び、とことん読者を楽しませてくれたあの名作が、新装NEXT版で登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
21
菊地秀行、初読。そもそもクトゥルー物も初。ガイドブックやアニメでの知識があるくらい。しかし面白かったー!!ハエや生ゴミから絶品料理を作ってしまうイカモノ料理人の高校生・内原富手夫が、邪神クトゥルー復活の陰謀に巻き込まれるお話。展開が早いし、規模もダイナミックで、面白い。邪神に料理を出して故郷の味を思い出させてホームシックにしてお帰りいただくとか、ラストの地球の運命を賭けたクトゥルーとの対峙の方法とか、奇想天外だけど脱力ネタでもあり発想に感嘆するしかない!!楽しかった!本チャンのラヴクラフト全集も読もう!2015/05/17
間立
2
『妖神グルメ』は、イカモノ料理(notゲテモノ)に邁進する高校生が生ゴミやハエなどをつかい想像を絶するほど「うまい」料理を作る料理……バトル……? です。 これの何がすごいって主人公が高校生である必然性が全く感じられないところです。 2013/04/10
おくり
1
神々を、片っ端から料理しまくり食べまくりと思ってたら、人間VS神々の戦いにページ割かれててちょっと意表を突かれた。まー、クトゥルフものなら普通そうなるか…。2013/11/09
はるお
0
うーん面白かった。菊池さんの小説は久しぶりに読んだけど、飽きずにしかもさらっと最後まで読めた。後書きにも書いてあったけど、クトゥルー初心者の私にとって、入門書としても良書。ヒロインの存在意義は不明。彩り?確かに彩りは大事ですよね。2013/06/28
KUU
0
肝心の料理に説得力が無いのはいかんともしがたい。そりゃ邪神が作った料理だから超能力があるのは結構ですけどー。ただ、ラストの天才カエル料理野郎との勝負からの流れは秀逸だった。逆にいうと、そこまでは長い長い前振りとして我慢。ほら、オーフェンのアニメ2期は1話とラスト2話の計3話だけ見れば十分みたいな感じで2012/10/05