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内容説明
もし、人が人の力で時の壁を越えられるとしたら、そして、その結果、至上の愛が芽生えたら…。はたして、時の神はふたりにほほ笑むのだろうか。摂理に背くふたりが迎えるのは、幸せなゴールか悲しい結末か。時を超える機械『クロノス・ジョウンター』にまつわる愛と涙の物語。新たに書き下ろしの一編を加えておくる、待望の連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuki@ログインできなくて再登録
10
物質過去射出機クロノス・ジョウンターは、過去にタイムトラベルできるが、決められた時間が過ぎると最初の場所よりもさらに未来へ飛ばされてしまう。それでも時を越えた3人の物語。かなり都合がよすぎるところはある。すぐ好意を持ったり、クロノスジョウンターがちょうどよく改良されていたり、忍び込めたり、、、。でも3つの話はどれも良かった。図書館で借りたので、これしかなかったけど、舞台化の話と新しい話が追加されてる文庫もあるのか、そちらも読みたいなー。2016/10/29
unknown
9
時間遡行機クロノス・ジョウンターを介して繰り広げられる人間模様を描く珠玉の連作短篇集。増補前の版なので全三編。時間SFとラブストーリーというオーソドックスな題材を、一切のてらいなくストレートに料理している。ベタな話には弱いだけに、ここまでベタベタな連作を見せられるともう心底参ってしまう(とはいえ吹原の凄まじいまでの愚直さには思わずツッコミたくなったが…)。ハインライン『夏への扉』、フィニィ『ゲイルズバーグの春を愛す』、グリムウッド『リプレイ』といった切なくも暖かな雰囲気のある時間SF作品群に連なる名作。2013/04/07
いちはじめ
2
後にソノラマ文庫になったり、単行本になったり、新書になったり、その度に収録内容が変わっていくが、これが元祖だっけ? 面白かったけど、今となってはこれを買ったのは気が早すぎたか……1999/06/18
のちおちゃん
0
☆☆☆★2007/01/30