内容説明
戦後の混乱も落ち着き、日本のカメラ製造もドイツに追いつけ、追いこせとめざましい発展をとげていたころ、新進気鋭のカメラ設計者が独特の発想で開発に挑戦していた。完成したカメラは「オリンパス・ペン」。本書はその一世を風靡した「ペン」の開発と普及による、既存のカメラ界への挑戦の過程をあますところなく展開した「ペン」物語である。
目次
1 「オリンパス・ペン」前夜
2 「オリンパス・ペン」の設計コンセプト
3 「オリンパス・ペン」の設計
4 「オリンパス・ペン」の商品化
5 「ペン」カメラの展開と波紋
6 同床異夢のEE化
7 「ペン」のEE化
8 ハーフサイズ・ブーム
9 「ペンF」への道
10 ペンF設計始動
11 「ペンF」の商品化
12 システムと「ペンFT」への展開
著者等紹介
米谷美久[マイタニヨシヒサ]
1933年生まれ。56年早稲田大学卒、同年オリンパス光学工業(株)入社。~58年「ペン」カメラシリーズや「ペンF」を設計。~75年「OM‐1」「OM‐2」等を設計。~80年「XA、XA2」(グッドデザイン大賞)を設計。84年取締役、92年常務取締役、96年顧問。76年全国発明奨励賞、77年東京都知事賞、80年日本写真協会年度賞、83年特許庁長官賞、92年アメリカ「写真の殿堂」入り、94年科学技術庁長官賞など受賞
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