銀河の片隅で科学夜話―物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異

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銀河の片隅で科学夜話―物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255011677
  • NDC分類 404
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大森望さん推薦!
「明晰でわかりやすく、面白くて叙情的。
科学と詩情。
ここにはSF100冊分のネタが詰まっている。」


一日の長さは一年に0.000 017秒ずつ伸びている。
500億年のちは、一日の長さは今の一月ほどになるだろう――

空想よりも現実の世界のほうがずっと不思議だ、と感じるような、
物理学者のとっておきのお話を22、集めました。

・流れ星はどこから来る?
・宇宙の中心にすまうブラックホール
・真空の発見
・じゃんけん必勝法と民主主義の数理
・世論を決めるのは17%の少数者?
・忘れられた夢を見る技術
・反乱を起こす奴隷アリ
・銀河を渡る蝶
・飛び方を忘れた鳥にそれを教える…

真夜中の科学講座のはじまり、はじまり。

ほんのひととき、日常を忘れて、科学世界の詩情に触れてみませんか?
科学や文学が好きな人へのプレゼントにもぜひ。

「夜話と名乗ってはいるが、朝の通勤電車で、昼休みのひとときに、ゆうべの徒然の時間に、順序にこだわらず一編ずつ楽しんでいただければと思う。」――著者

内容説明

流れ星はどこから来る?宇宙の中心にすまうブラックホール、真空の発見、じゃんけん必勝法と民主主義の数理、世論を決めるのは17%の少数者?忘れられた夢を見る技術、反乱を起こす奴隷アリ、銀河を渡る蝶、理論物理学者、とっておきの22話。

目次

天空編(海辺の永遠;流星群の夜に;世界の中心にすまう闇;ファースト・ラグランジュ・ホテル)
原子編(真空の探求;ベクレル博士のはるかな記憶;シラード博士と死の連鎖分裂;エヴェレット博士の無限分岐宇宙)
数理社会編(確率と錯誤;ペイジランク―多数決と世評;付和雷同の社会学;三人よれば文殊の知恵;多数決の秘められた力)
倫理編(思い出せない夢の倫理学;言葉と世界の見え方;トロッコ問題の射程;ペルシャとトルコと奴隷貴族)
生命編(分子生物学者、遺伝的真実に遭遇す;アリたちの晴朗な世界;アリと自由;銀河を渡る蝶;渡り鳥を率いて)

著者等紹介

全卓樹[ゼンタクジュ]
京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。量子グラフ理論本舗/新奇量子ホロノミ理論本家。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、高知工科大学理論物理学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

196
著者は東大院の物理学卒の教授。とても文学的な科学エッセイ。天空編、原子編、数理社会編、倫理編、生命編と大別し、22のエッセイに纏められています。挿絵も中世精細絵風が多様され錬金術書っぽくていい。それぞれのエッセイは20分程で読めますが余韻に浸ってなかなか先に進めません。特に「思い出せない夢の倫理学」が私は好き。人は起きる前も夢を見ているが、直近30秒ほど以前のものは忘れてしまう。それが今、摘出技術が現実化しつつある。意識と無意識を統合した高次の意識に至るのか?自らを超知能へと改造する、峻厳な道を選ぶのか?2023/04/09

まーくん

193
現代科学の様々な分野の成果、それを巡る人間物語から宇宙、原子世界、人間社会、倫理、生命に関して、それぞれ数編ずつ取上げた「科学エッセイ」。全く肩がこらず、時折、遠くを見つめてロマンチックな想いに捉われたり、うなずいたり。地球と月の重力のつり合いで力学的に安定なラグランジュ点(全部で5か所ある)や量子力学の多世界解釈を最初に唱えた大学院生エヴェレットが受け入れられず失意のうちに学界を去った話など興味深かった。中でもグーグルの検索エンジンの奥義,多数決と世評を考慮したペイジランク理論には特に興味を引かれた。 2020/07/30

けんとまん1007

145
面白い!わかりやすい文章でありながら、取り扱っているテーマはなかなかのものばかり。特に、数理社会編、倫理編が興味深い。こんな風に、例示しながら述べてあると理解の深さも深くなる。少し広げて考えると、自分の日常生活にも、当てはまることが多い。2020/04/08

buchipanda3

121
科学の世界を親しみやすい落ち着いた文章で丁寧に綴った読本。装丁や挿絵も雰囲気があっていい。身近な事柄と絡めながら語られるので肩肘張らずに楽しめたし、オッと思わされる話が幾つもあった。取り上げている題材は幅広い。スケールの大きな天空編、逆に極小で根源的な原子編、現代の行動心理解析に繋がる数理社会編、言語や文化の違いに基づいた倫理編、そして遺伝や本能の神秘性を語る生命編。ブラックホールのエネルギーの巨大さ、エヴェレットの多世界解釈とボルヘス、マーケ戦略のようなガラム理論、アリの反乱等など興味が尽きなかった。2020/04/13

南北

111
読友さん本。宇宙からアリまでさまざまな問題を取り上げた科学エッセイ。22編の中には功利主義のトロッコ問題から国ごとの文化風土を定量的に扱えないかと問いかけるものや多数決で固定票が意外と影響を及ぼしている話があって、印象に残った。科学に関する話をしているのに詩を読んでいるような不思議な雰囲気を味わうことができた。2021/08/10

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