TEDブックス<br> 不確かな医学

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不確かな医学

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  • サイズ B6判/ページ数 136p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255010366
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

バイアスという名の病と、うまく付き合っていくために。

医学はそもそも科学だろうか?--かつて若き研修医だった著者はその後の医師人生を変える1冊に出会い、普遍的な「医学の法則」を探し始める。事前の推論がなければ検査結果を評価できない。特異な事例からこそ治療が前進する。どんな医療にも必ず人間のバイアスは忍び込む。共通するのは、いかに「不確かなもの」を確かにコントロールしつつ判断するかという問題。がん研究の歴史を描いてピュリツァー賞も受賞した医師が、「もっとも未熟な科学」の具体的症例をもとに、どんな学問にも必要な情報との向き合い方を発見する。

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内容説明

医学はそもそも科学だろうか?―かつて若き研修医だった著者はその後の医師人生を変える1冊に出会い、普遍的な「医学の法則」を探し始める。事前の推論がなければ検査結果を評価できない。特異な事例からこそ治療が前進する。どんな医療にも必ず人間のバイアスは忍び込む。共通するのは、いかに「不確かなもの」を確かにコントロールしつつ判断するかという問題。がん研究の歴史を描いてピュリツァー賞も受賞した医師が、「もっとも未熟な科学」の具体的症例をもとに、どんな学問にも必要な情報との向き合い方を発見する。

目次

イントロダクション
法則1 鋭い直感は信頼性の低い検査にまさる
法則2 正常値からは規則がわかり、異常値からは法則がわかる
法則3 どんなに完全な医療検査にも人間のバイアスはついてまわる

著者等紹介

ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
がん専門の内科医、研究者。著書『病の皇帝「がん」に挑む―人類4000年の苦闘』(田中文訳、早川書房)は2011年にピュリツァー賞一般ノンフィクション部門を受賞。コロンビア大学助教授(医学)で、同メディカルセンターにがん専門内科医として勤務している。ローズ奨学金を得て、スタンフォード大学、オックスフォード大学、ハーバード・メディカルスクールを卒業・修了。『ネイチャー』『Cell』『The New England Journal of Medicine』『ニューヨーク・タイムズ』などに論文や記事を発表している

野中大輔[ノナカダイスケ]
1985年生まれ。慶應義塾大学卒業、同大学大学院修士課程修了。現在は東京大学大学院人文社会系研究科博士課程に在籍しながら、杏林大学(医学部・外国語学部)非常勤講師、国立国語研究所非常勤研究員、河合塾K会講師として働く。専攻は言語学、英語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

30
この著者による壮大ながんの歴史の著書で号泣した自分。まさかTEDを元としたこの書籍でまた涙ぐむとは思わなかった。現役の医師でもあるこの素晴らしい言葉の魔術師が織りなすことばの美しさと素直さに、ただただ感謝した。母が受けたあの恐ろしい乳がん手術…。あの治療を見たことがある人だから、同じ痛みを共有するからこそわかる世界にしばらくひたった。TEDも観よう。泣くだろうけど…。2020/08/04

てつ

25
現代の医学の問題点に対して歴史を踏まえて鋭く問題提起している講演録。考えさせられることが多い本です。2023/12/03

25
医師は、病気を体系的に理解していると思っていた。実際のところ、理解は不完全だという。患者についての事前知識が不足していたり、新薬の効果の個人差を見落としていたり、判断や解釈にバイアスがかかっていたりするからだ。ムカジー医師は「不確かさ、不正確さ、情報の不完全さに直面したときの意思決定が、医学の未来にとって決定的な役割を担い続ける」と主張する。日々、医師は、法則のない、不確かな世界で最適と思われる判断を下しているのだと知った。2021/01/26

zoe

18
事前知識、特異な症例、バイアス。鋭い直観は信頼性の低い検査にまさる、というと誤解を受けるかもしれないですが、ある一定の擬陽性が出る試験を全ての人に実施することと、事前知識に基づいて、ある特定の年齢層や地域の方に実施することを比較すれば、得られる結果に対する意味や効果は異なるということ。異常値を収集し、分析する。思い込まない。冷静にダブルブラインド。根治的乳房切除と乳房温存手術の歴史は悲劇的といえる。無作為化比較臨床試験が1980年に、その後2回も再調査がなされている。それぐらい思い込みの力は強いのだ。2018/09/02

S.Mori

16
著者の様々な経験をもとに真に人間的な医学とは何かを示す素晴らしい本でした。医療に幻滅していた時期がありました。喘息持ちなのですが、息苦しくなって必死の思いで病院に行っても、検査値が正常なので特に何もする必要はないと言われたことがあります。最終的にそんな病院には見切りをつけて、こちらの訴えをよく聞いてくれる病院に行くようになったら、喘息はほぼ良くなりました。著者が重点的に述べている情報知と臨床値の融合は、医療で一番大切なことの一つではないかと思います。医師の知識に当てはまらない症状に出会ったら→2019/12/23

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