出版社内容情報
若き作家が学者を訪ねた20年前の個人授業が復活!!
人間と動物の不思議にはじまり、人間・生命・言葉・文学・社会など骨の髄まで解剖する。
『バカの壁』の原点がここにある!
歳月を経ても、まったく色あせることのない二人の応酬。
生命をめぐる技術が進んだ現在、さまざまな不安のなか自分を見つめ直したいこの社会で、むしろ改めて考えたいテーマがあふれている。
時の人、養老孟司氏のスタート点――解剖学に立ち返り、もの言わぬ死体を見すえるところから、人間を、世の中を見つめ直す知的興奮の書。
【島田雅彦氏のコメント】
ここに私の原点があるといってもいい。空前のベストセラーになった『バカの壁』だが、私は二十年前に養老先生からじきじきにその講釈を受けていたことを自慢したい。
―島田雅彦『二十年後のあとがき』より
内容説明
『バカの壁』の原点、ここにあり!若き作家が学者を訪ねた。20年前の個人授業が復活!人間と動物の不思議にはじまり、言葉や社会を骨の髄まで解剖する。
目次
序講 解剖実習
第1講 遺伝子と環境
第2講 文学と科学
第3講 機能と形態
第4講 欠如と能力
第5講 現実と自分
特別講義 解剖学教室
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業。専攻は解剖学。89年『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞。北里大学大学院教授、東京大学名誉教授
島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。83年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞を受賞。法政大学国際文化学部教授
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感想・レビュー
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姉勤
eipero25
かいら
nizimasu
左脳