工学知識のマネージメント

工学知識のマネージメント

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784254200935
  • NDC分類 500
  • Cコード C3050

出版社内容情報

ポスト大量生産パラダイムの立場で,人工物ライフサイクルに登場する知識全体をマネージする新しい情報テクノロジーを探る。〔内容〕技術動向/知識コミュニティ/オントロジーベース/モデルベース推論/モデリングと科学技術計算

【目次】
1. 工学知識のマネージメントへのアプローチに向けて
 1.1 工学におけるパラダイムシフト:ポスト大量生産パラダイムへ
 1.2 ポスト大量生産パラダイムを支える情報テクノロジー
 1.3 情報のレベル
 1.4 情報メディアの視点からみた設計プロセス
 1.5 本書の構成
2. 知識のマネージメントに関する技術動向
 2.1 ネットワークからのメディアレベル情報の収集と統合
 2.2 情報メディアのレベルとしてのオントロジー
 2.3 形式レベルの知識の流通・共有
 2.4 モデルレベルの知識の表現と利用
 2.5 エージェント
3. 知識コミュニティー:メディアに重点を置いたアプローチ
 3.1 はじめに
 3.2 知識コミュニティーの枠組み
 3.3 個人知識プロセス支援システムCoMeMo
 3.4 コミュニティー知識の共有支援システムICoB
 3.5 知識をもつ実世界環境Kappa
 3.6 まとめ
4. オントロジーベースのアプローチ
 4.1 問題解決システムのオントロジー
 4.2 オントロジーに基づいた問題解決システム
 4.3 まとめ
5. モデルの重点を置いたアプローチ
 5.1 モデルベース推論の技法:定性推論
 5.2 モデルベース推論の応用:設計
 5.3 モデルベース推論の応用:故障判断,修復計画と自己修復機械
 5.4 モデリングエンジニアリング
6. モデリングと科学技術計算-AI-DEQSOL-
 6.1 システムの概要
 6.2 AI-DEQSOLにおける知識表現
 6.3 推論過程
 6.4 処理例
 6.5 研究の現状と将来課題
 6.6 まとめ
7. 索  引  

【編集者】
桐 山 孝 司, 武 田 英 明
冨 山 哲 男, 西 田 豊 明
【著者】
岩 爪 道 昭, 梅 田   靖
桐 山 孝 司, 來 村 徳 信
佐 川 暢 俊, 下 村 芳 樹
鷹 合 基 行, 武 田 英 明
冨 山 哲 男, 西 田 豊 明
前 田 晴 美, 溝 口 理一郎
吉 岡 真 治
 

内容説明

情報通信テクノロジーの急速な普及によって、産業のあり方も変貌しつつある。地球環境・資源・市場が有限であるという前提のもとで、つくりっぱなしの一方向的プロセスから、製品のライフサイクルを考慮して持続的に成長していく循環的プロセスに移行していかなければならない。そのためには、人工物のライフサイクルのさまざまなフェーズに関する断片的な知恵やノウハウを集積して、工学知識として利用可能な形態に組織化する過程を継続的に支援する必要がある。本書では、工学知識のマネージメントへの先駆的取組みのなかで、少し方向がみえ始めたところに焦点をあてた。技術的には、知識メディア、概念記述の視点からのオントロジー、相互作用するプロセスとしてのエージェント、異種モデルを統合するためのメタモデル、モデリングと科学技術計算などを取り上げ、この概念がどのようにシステムのなかに組み込まれ、機能しているか、具体例をあげて説明した。

目次

1 工学知識のマネージメントへのアプローチに向けて
2 知識のマネージメントに関する技術動向
3 知識コミュニティ:メディアに重点を置いたアプローチ
4 オントロジーベースのアプローチ
5 モデルに重点を置いたアプローチ
6 モデリングと科学技術計算―AI‐DEQSOL