出版社内容情報
言葉は知っているが,実際にどういう生物なのかはあまり知られていない「アメーバ」の入門書。言葉は誰でも知っているが,実際にどういう生物なのかはあまり知られていない「アメーバ」。アメーバとは何か?という解説に始まり,地球上の至る所にいるその仲間達を紹介し,原生生物学への初歩へと誘う身近な生物学の入門書。
第1章 アメーバとは何か〔永宗喜三郎・矢吹彬憲〕
1.1 アメーバとは
1.2 アメーバの誕生と進化
1.3 アメーバ研究の歴史
1.4 『アメーバ』という言葉にのせて
1.5 真核細胞
1.6 共生とは,寄生とは
1.7 原生生物の運動
1.8 細胞の分裂
1.9 有性生殖
1.10 原生生物の魅力
第2章 さまざまな場所にいる原生生物
2.1 食物中
2.1.1 食物に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔永宗喜三郎〕
2.1.2 食物として利用される原生生物〔丸山真一朗〕
2.2 住宅内
2.2.1 住宅内に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔八木田健司〕
2.2.2 住宅内にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲〕
2.3 動物の中
2.3.1 動物とヒトに感染・寄生する原生生物〔福田康弘・中井 裕
2.3.2 ルーメン繊毛虫〔伊藤 章・島野智之〕
2.4 昆虫・ダニの中
2.4.1 昆虫・ダニとヒトに感染・寄生する原生生物〔小林富美惠〕
2.4.2 昆虫に共生する原生生物〔野田悟子〕
2.5 植物の中(植物病原菌)
2.5.1 植物とヒトに感染・寄生する原生生物〔平川泰久〕
2.5.2 植物に感染・寄生する原生生物〔白鳥峻志・廣岡裕吏〕
2.6 土の中
2.6.1 土壌中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.6.2 土壌中にいる人畜無害な原生生物〔島野智之〕
2.7 淡水の中
2.7.1 淡水中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.7.2 淡水中にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲・雪吹直史〕
2.8 海の中
2.8.1 海の中に潜みヒトに害をなす原生生物〔松崎素道〕
2.8.2 海の中にいるヒトに感染しない原生生物〔石谷佳之・土屋正史〕
第3章 アメーバを通じた原生生物学への誘い
3.1 細胞構造の多様性〔白鳥峻志〕
3.2 原生生物の系統分岐関係〔雪吹直史〕
3.3 原生生物の進化を駆動するメカニズム〔矢吹彬憲〕
3.4 ミトコンドリアの起源・進化〔神川龍馬〕
3.5 葉緑体の起源・進化〔平川泰久・丸山真一朗〕
3.6 原生生物と窒素固定細菌との共生関係〔中山卓郎〕
3.7 多細胞性の進化〔菅 裕〕
付録:原生生物「見どころ」ガイド〔永宗喜三郎〕131
永宗 喜三郎[ナガムネ キサブロウ]
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島野 智之[シマノ サトシ]
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矢吹 彬憲[ヤブキ アキノリ]
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目次
第1章 アメーバとは何か(アメーバとは;アメーバの誕生と進化;アメーバ研究の歴史 ほか)
第2章 さまざまな場所にいる原生生物(食物中;住宅内;動物の中 ほか)
第3章 アメーバを通じた原生生物学への誘い(細胞構造の多様性;原生生物の系統分岐関係;原生生物の進化を駆動するメカニズム ほか)
著者等紹介
永宗喜三郎[ナガムネキサブロウ]
1967年広島県に生まれる。1996年大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、国立感染症研究所寄生動物部第1室室長。博士(医学)
島野智之[シマノサトシ]
1968年富山県に生まれる。1997年横浜国立大学大学院工学研究科博士課程修了。現在、法政大学自然科学センター教授。博士(学術)
矢吹彬憲[ヤブキアキノリ]
1983年神奈川県に生まれる。2011年筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了。現在、国立研究開発法人海洋研究開発機構研究員。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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