出版社内容情報
〔内容〕シンメトリーと群/群の定義/群に関する基本的な概念/対称群と交代群/正多面体群/部分群による類別/巡回群/整数と群/群と変換/軌道/正規部分群/アーベル群/自由群/有限的に表示される群/位相群/不変測度/群環/他
【目次】
1. シンメトリー
2. シンメトリーの群
3. 群の定義
4. 群に関する基本的な概念
5. 対称群と正6面体群
6. 対称群と交代群
7. 正多面体群
8. 部分群による類別
9. 巡回群
10. 整数と群
11. 整数の剰余類のつくる乗法群
12. 群と変換
13. 軌道
14. 軌道(つづき)
15. 位数の低い群
16. 共役類
17. 共役な部分群と正規部分群
18. 正規部分群
19. 準同型定理
20. 有限生成的なアーベル群
21. アーベル群の基本定理の証明
22. 基本群
23. 生成元と関係
24. 自由群
25. 有限的に表示される群
26. 位相群
27. 位相群の様相
28. 不変測度
29. 群環
30. 表現
31. 索 引
目次
シンメトリー
シンメトリーと群
群の定義
群に関する基本的な概念
対称群と正6面体群
対称群と交代群
正多面体群
部分群による類別
巡回群
整数と群
整数の剰余類のつくる乗法群〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mi
5
「群が,ある数学的対象に働くと,やがてそこから,群の働きに対して不変であるような,ある種の対称性を持つ幾何学的な形や,数学の形式が浮かびあがってくる.このようにして得られた形や形式は,数学の中に実在感をもった対象として,深く根づいていくのである.群の動的な働きの中から,静的な形が抽出されてくるこの過程の中で,動と静の微妙な対照と調和が綾をなし,そこに群の生命感が息づいているに違いない.」2017/02/16
かしゃるふぁ
1
群論に関する様々な話題を難しい所には触れずに解説している本。一応、初学者向けの本ではあるが、分かりやすい本ではないと思う。どちらかと言えば、ガチで勉強するつもりはないけど、群論がどんなことをやっているのか知りたい(ある程度力のある)人が読む本といった感じ。もしくは、他の本で勉強した人が再び全体像を眺めるための本かな。2013/03/04
ipusiron
1
1999/5/1読了
Q.E.D.
0
最初に読んで、初めて表現とは何かを知った。
七草奈々子
0
私たちにとって身近な話題から始まり、少しずつ抽象度を増していく形式で、読み始めることが非常に容易な本だった。しかし、全体を通して具体例が少なく、わかりづらいところもあった。他の誰かと一緒に読み、具体例を考えながら読み進めていくのが良いとおもわれる。2012/10/20