出版社内容情報
人の視点から人と環境の関係を解明。〔内容〕人間研究と生理人類学/ヒトの感覚特性/ヒトの自律神経機能/ヒトの内分泌系/ヒトの精神機能/ヒトの運動能力/ヒトの発育/ヒトの老化/自然環境とヒト/人工環境とヒト/ヒトの遺伝/他
【目次】
1 人間研究と生理人類学
2 ヒトの感覚特性
2.1 感覚
2.2 感覚の基本特性
2.3 視覚
2.4 聴覚
2.5 嗅覚
2.6 味覚
2.7 皮膚感覚
2.8 感覚の統合
3 ヒトの自律神経機能
3.1 自律神経
3.2 交感神経と副交感神経
3.3 自律神経系の化学的伝達
3.4 自律神経系の機能
3.5 自律神経機能の評価
3.6 自律神経機能の発育と人種差
4 ヒトの内分泌系
4.1 ホルモンとは
4.2 視床下部のホルモン統御
4.3 行動とホルモン
4.4 本能と行動
4.5 適応的行動―ストレス反応とホルモン
5 ヒトの精神機能
5.1 中枢神経系の発達
5.2 ヒトの進化と脳
5.3 情動と大脳辺縁系
5.4 動作表現と運動野
5.5 知覚意識と感覚野
5.6 言語機能の中枢
5.7 優位脳
5.8 学習と記憶
6 ヒトの運動能力
6.1 身体作業能力
6.2 ヒトの運動能力と性差,老化
7 ヒトの発育
7.1 発育とは
7.2 ヒトの発育過程
7.3 技術文明と発育
8 ヒトの老化
8.1 老化学説
8.2 脳の老化
8.3 感覚
8.4 循環器系
8.5 筋系
9 自然環境とヒト
9.1 現代における自然環境とヒトとの関係
9.2 日本人の自然観
10 人工環境とヒト
10.1 人工環境
10.2 人工環境の特徴
10.3 自然環境からの隔離が人に与える影響
10.4 人工環境の課題
11 ヒトの遺伝
11.1 遺伝の始まりと終わり
11.2 遺伝学の基礎
11.3 ヒトの遺伝
12 索 引
【編集者】
佐 藤 方 彦
【著者】
岩 永 光 一, 勝 浦 哲 夫
古 賀 俊 策, 佐 藤 方 彦
橋 本 修 左, 原 田 一
宮 崎 良 文, 安河内 朗
山 崎 和 彦, 綿 貫 茂 喜
内容説明
野生の自然に培われた人間の特性に現代文明が重大な影響を及ぼすことが懸念され、真に人間に合致する文明を構築することが望まれている。そのためには人間の特性の解明が不可欠となる。生理人類学は、現代文明に生きる人間の人類学として、この課題に貢献している。本書は、基本的な人間理解が何よりも優先される生理人類学の理念に沿って、多くの章が基本的な解説に当てられているが、8章や9章を中心に社会的ニーズに対応する生理人類学の内容も取り上げられている。
目次
0 人間研究と生理人類学
1 ヒトの感覚特性
2 ヒトの自律神経機能
3 ヒトの内分泌系
4 ヒトの精神機能
5 ヒトの運動能力
6 ヒトの発育
7 ヒトの老化
8 自然環境とヒト
9 人工環境とヒト
10 ヒトの遺伝