感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乳首は見せない寺
35
再読。昔、愛読書だった。表題作はお人よしな中学の先生のお話。新聞に連載されたものらしくノホホンとして良い。手塚治虫の漫画では『ブラック・ジャック』と並んで好きだ。昔は不良少年だったどろんこ先生。今でも余り出来の良い先生ではない。下らない事で喜怒哀楽を表す問題教師だが(今見ると酷い描写もある)、生徒の為なら身体を張っていて人望は厚い。男らしく可愛い先生だ。生徒達も可愛い。併録のペルーから来た魔女おばさん『おはようクスコ』も新聞連載。これも可愛い漫画だ。お勧めはしないが、同好の士がいると嬉しい一冊。2015/06/17
KDS
3
またしても見つけた手塚治虫の未読作品。表題作の「どろんこ先生」他、「机の中へこんにちは」「おはようクスコ」の全三作が収録されている。もちろんどれも今回が初読み。「どろんこ先生」の主人公のどろんこは、頬の渦巻きがトレードマークのキャラで、「ブラック・ジャック」での出演の際はB・Jの大学の同期の医師・辰巳先生を演じていたのが印象的。「ホスピタル」「フィルムは二つあった」の二回に登場。「おはようクスコ」の魔女のおばちゃんキャラも「ブラック・ジャック」には何度も出演している。元ネタ作品をやっと読めた。2023/06/11
みのにゃー
2
処分前の再読。表題作他『机の中へこんにちは』『おはようクスコ』を収録。どろんこ先生は元番長で、生徒に八つ当たりするし、失敗だって多い。現代ならモンペの餌食。しかし生徒からはとても信用されている。生徒の為という一貫性がそこにあるからか。2019/08/05
こっこ
1
表題作を含む教育マンガ作品群。 どろんこ先生は今風。 お友達感覚でイイね。 修学旅行で乗り継ぎ失敗したりして おっちょこちょいで可愛い。 頼もしい一面もあって 世間が求める身近な先生像。 すぐ殴ってしまう部分はマイナスだけど。 「机の中へこんにちは」は、優等生ゆえの 気持ちの発散法が幼稚。 型にハメてしまう周りも問題。 親として考えさせられる部分。 「おはようクスコ」はペールの魔女おばちゃんが、 社会問題を面白おかしく解決してくれるのが痛快。 公害はこの当時も今も解決しないね。 発熱剤欲しいな~。2016/06/26
わとそん
0
ふつう2009/04/18