感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibasiba
13
再読。アッシリア編はひとまず終了。ヒッタイトとの船戦や今回の城攻もスペクタルで往年のハリウッド映画のようでワクワクする。バビロニアのラガシュ王が新登場するが絡め手でアイシスを狙う狡猾さがキャロル争奪戦からの変化球で飽きさせない。巻末の番外編でアイシスの背景を更に深く描写しているのもタイミング的に完璧だよな。2015/09/02
どあら
10
番外編のお話が良かったです\(^^)/2015/09/14
aki
9
川の水を氾濫させ、アッシリアのお城をぶっ潰したキャロル。メンフィスとともにアルゴン王との戦いを切り抜けエジプトへ戻る。アルゴン王、腕を切り落とされて若干かわいそうだった。なんとか無事に帰り宴を開くも、エジプトへ戻る途中、オアシスから抜け出して散歩していたキャロルを襲いかけたラガシュ王が参加しており、なんとアイシスに結婚を申し込む。アイシスは嫌がるが、メンフィスは政治的にラッキー!アイシスも幸せになるやろ!と結婚を推す。番外編はヌビアがらみ。本編の先を知ってるのでまたヌビアかよ…という気持ち。2017/03/07
ozoz
7
アッシリア編に一区切り。メンフィスとキャロルが2人でいる姿に癒される。ハマって読んだ時期を反芻する幸せな時間。メンフィスは傷の治り早いわ。幼い日々の番外編もいい話。メンフィス、モテすぎ。2022/10/31
がんぞ
7
プロットは単純、そのかわり“水攻めでアッシリア城が崩壊する”“メンフィスを追ってきたアッシリア王が流砂の罠にかかる”など女性作家と思えぬ筆力のスペクタクルシーン続出。「ようやく逢えた」二人の抱擁を見るとホッとするが「命を取るのはいけないことよ」「このわがままはどうにもならないのかしら」現代にも結婚すると完全支配下に置いたと思う男はおります‥それにしても進行の都合上とは言えキャロルは無警戒すぎ。一難去って‥この巻には『番外編』としてキャロルに出会うまでのメンフィスの生い立ちが綴られた一編、これも圧倒的筆力。2016/05/09
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