感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
25
なにかわからないが、根源的なことにつながっている気がする。普段は忘れている、心の奥にある不安とか疑問とか切実な思いとつながっているような。大事なことを思い出せそうで思い出せない感じ。こんな高いレベルの漫画はないな。似せたものはあるけど、厚みと深みが唯一無二だ。今の社会問題ともつながっている。的確!2015/09/11
ツバメマン★こち亀読破中
20
68年から70年にかけてプレイコミックという雑誌に掲載された短編16。人間の持つ身勝手さ、欲の深さ、傲慢さを見せつけられて「君はどうかな?」と手塚先生に試されている気がします!2019/01/20
アイアイ
18
バッドエンドがずらりと並ぶ。兄妹を超えた愛情をもった「暗い窓の女」女型のロボットが妊娠「聖女懐妊」転生した最後の人類「ふたりは空気の底に」は実写の少しだけポルノな写真がマンガに使われ驚く。▷図書館2016/07/13
こきよ
18
手塚氏の引き出しの多さを感じられる、珠玉の短編集。重めのテーマが多い(全部か⁉︎)が、読み易いです。ナチスものからはじまり、人種差別、オカルト、SF、西部劇まであると思えば、遺伝子や脳科学など、50年近く前の作品とは思えない、多岐に渡るテーマは、氏が天才と呼ばれる所以でしょうか。これを不条理な悲劇と捉えるか、または、そこに微かな希望や未来を感じるか、様々な読後感があるのでしょうね。2014/05/30
たらちゃん
14
今日は勉強しなくても何も言わない、頼むから手塚治虫を読んで、と息子に言いました。2018/01/29