秋田文庫<br> ガラスの城の記憶

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秋田文庫
ガラスの城の記憶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 183p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784253170000
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

75
再読。短編集と思ってたら、長編だった。他の本と記憶が混じってたらしい。しかも未完。冷凍睡眠に殺人法というデスゲーム要素を、組み合わせてさて、どうなるか?という展開だったけれど、風呂敷が広がりきる前に終わってしまった。冷凍睡眠は良心を壊してしまうらしく、主人公の一郎が無情に殺人や犯罪行為を重ねていく様は、同じ手塚治虫の「MW」の結城美知夫を連想。歪んだエロティシズムが漂っているので、インモラルな感じがキツい。手塚治虫作品としてはダークで異色の作品だったから、先が気になる。お話はちゃんと面白いだけに、惜しい。2021/05/10

ツバメマン★こち亀読破中

26
財産の利子を増やすために、強欲親父は家族を20年間冷凍睡眠させる。しかし、近未来の世界(1992年だけど)では、冷凍睡眠は脳細胞が異常をきたすことがわかり、違法になっていた。20年振りに目覚めた長男、一郎は殺人を繰り返し、二千年の眠りから覚めたヒルンという女声と出会う。逃亡する一郎とヒルンは…?残念ながら、掲載誌の関係で未完!この後どうなったんだろう?なんて想像してみたものの、手塚先生の作品の続きを予想することなど、不可能でした(笑)2019/06/22

takka@乱読

16
手塚治虫の未完の作品の一つ。札貫家の大黒柱礼蔵は、山師から財を成し遂げた。その後ある展覧会で冷凍保存装置に魅入られ、家族を四郎を管理のために残し、礼蔵自身を含め四郎以外の家族を金の利子を得るために強制的に冷凍保存する。それから20年、管理を後退するために四郎は兄である一郎を起こす。しかし、冷凍保存は20年の間に法により禁止された。理由は脳に障害を与えるからだ。殺人もなんとも思わない一朗と娘も寝取られ対立する四郎。機械=IT社会に支配されている現状への批判本としても読めるし、恋愛もテーマにしている名著。2021/12/14

かに

11
人間の冷凍睡眠を巡る、愛と憎悪を孕んだ破滅の物語。冷凍睡眠、まるでタイムマシン。目覚めればそこは20年後。子どもが自分より年をとっていて、友はヨボヨボ。おそろしい話。火の鳥でも、似たような話があったなぁ。ウォルトディズニーの死体が冷凍保存されてるという話は本当なんだろうか。医療技術が進めば、現実味のある話。掲載誌都合による未完というのがなんとも残念。二千年前の女、ヘルンによる「ぷりーく」とはなんなのか。妄想が膨らむ終わり方で悶々。2014/08/23

みのにゃー

8
処分前の再読。残念ながら未完。冷凍睡眠が完成するも、冷凍状態で良心を無くすという欠陥が発見、禁止されたという日本が舞台。角栄ばりの父親札貫札蔵が一家を冷凍睡眠させる理由が、利息が増えるからというところが何とも。2019/06/16

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