出版社内容情報
小さなカメラや記録計を体につけて、野生動物の見た世界や行動を記録する「バイオロギング」。この研究方法で、オオミズナギドリが天気予報のお手伝いに役立ったり、ペンギンが1秒間に2ひきも獲物をとっていたり、アザラシのお母さんが子どもに水泳の特訓をしていたりなど、知られていなかった動物たちの謎がつぎつぎと明らかになっている。それぞれの研究者の取り組みを紹介しながら動物たちの意外な生態に迫る一冊。
佐藤克文[サトウカツフミ]
監修
中野富美子[ナカノフミコ]
著・文・その他
内容説明
小さなカメラや記録計を体につけて、野生動物が見た世界やその行動を記録する研究方法「バイオロギング」。1秒間に2ひきのスピードで獲物をとるペンギンや、子どもに水泳の特訓をする母アザラシなど、知られざる謎が明らかになっています。研究者の取り組みを紹介しながら動物たちの意外な生態に迫ります!
目次
哺乳類(マッコウクジラが自撮り!深海でのイカとの死闘!?;タイ湾のカツオクジラは、立ち泳ぎしながら小魚を飲み込んでいた! ほか)
鳥類(アデリーペンギンは、1秒間に2ひきものスピードで獲物をとる!;マユグロアホウドリは、シャチのおこぼれを食べている!? ほか)
爬虫類(ウミガメは、種類によってゴミを食べてしまう確率が違う!;アメリカアリゲーターは、意外にじっとしていた!?)
魚類(ヒラシュモクザメは、いつも左右に傾いて泳いでいた!?;マンボウは深く潜って、世界一長い動物を食べていた! ほか)
節足動物(カブトガニは、1年のうち半年ほども冬眠する!?)
著者等紹介
佐藤克文[サトウカツフミ]
1967年宮城県生まれ。東京大学大気海洋研究所・教授。1995年京都大学大学院農学研究科修了(農学博士)。日本学術振興会特別研究員、国立極地研究所助手、東京大学大気海洋研究所准教授を経て、2014年より現職。専門は動物行動学、動物生理生態学など
中野富美子[ナカノフミコ]
東京都生まれ。編集者&ライター。編集プロダクション勤務を経て、フリーランス。自然や伝統文化をテーマにした書籍や雑誌の製作にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。