内容説明
おとうさんはいないけど、やさしい家族と、おさななじみにかこまれて、しあわせに暮らしていた理央。そのおだやかな世界が今、バラバラにこわれようとしている。大切な心のきずなをとりもどすため、理央が信じ、願う未来は―?
著者等紹介
泉啓子[イズミケイコ]
東京都に生まれる。『風の音を聞かせてよ』(岩崎書店)でデビュー
丹地陽子[タンジヨウコ]
三重県に生まれる。東京芸術大学美術学部卒。書籍の装画や雑誌の挿画を中心に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
10
少し複雑な家庭環境の少女が家族と周囲の仲間とのふれあいで成長していく。思いやり深い、良い子ばかり登場するので凄く綺麗な話だった。ちょっと小学生とは思えない言動だけど、思春期に差し掛かった時期だからこその清々しさかも。2015/09/12
tan
6
登場人物が小学生だったけど、考え方や行動があまりにも大人びていて、リアリティが感じられませんでした。設定を中学生にするか、もっと子供らしいお話にした方が良かったと思います。ただ、それなりに話はまとまっていて、読後の爽やかさは残りました。泉さんの本はYAが多いですが、子供たちは表紙の絵に惹かれて手にとってしまう感があるので、もっと作家としての力をつけて欲しいです。2014/02/09
ぱちょ
3
小6女子。幼なじみの病気。自分の家族の問題。友だちとのすれ違い。小さなほころびで日常がバラバラになっていく。ぶつかりながら大人になる準備をしていく感じ。いろいろ出てくるお年頃。主人公の理央ちゃんがちゃんと気づける子でいい。2021/06/22
Piichan
3
中学受験などがテーマでわりとシンプルなストーリーだと思いました。丹地陽子氏のイラストを見るとシンプルな線で魅力的なキャラクターを表現できることに感心しました。2014/11/04
ちー22
1
すぐ続きが読みたくなるワクワクする物語だった。2017/11/25