出版社内容情報
巨大なきのこ雲、まっ赤な噴水のような溶岩など、地球の鼓動がきこえてくるような迫力の写真で火山のしくみを探る。
小学校低学年~中学生向き
目次
生きた火山博物館、諏訪之瀬島
しずまりかえった火口
うごきだした定期便
爆発―火口のそうじ
ひらかれたマグマの出口
ふきだす溶岩
ふたたびやさしい顔に
地底からのたより
火山のつくりだした地形
おだやかな噴火―三原山
地球の煙とつ―阿蘇山
はげしい爆発(桜島;浅間山)
かわった噴火―樽前山・昭和新山
水蒸気爆発―焼山
マグマのたん生と噴火のしくみ
世界の火山帯・日本の火山帯
火山の形のいろいろとその変化
火山の災害と恩けい
著者等紹介
青木章[アオキアキラ]
1948年、島根県に生まれる。大学時代、探検部の一員として渡った諏訪之瀬島で火山の噴火する現場を目撃、大きな感動をうけ、すっかり火山のとりことなる。以後、ひんぱんに島へ足を運び、じかに火口をのぞきこんで、独自の火山観測をはじめる。それと同時に、そこでくりひろげられる地球創造のドラマを撮影しつづける。この間、島に自らの手で小さな観測小屋を建造する。最近では、諏訪之瀬島での観測経験を生かして、桜島をはじめほかの活火山の観測にもとりくんでいる。日本で数少ない火山探検家のひとりである
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感想・レビュー
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いくら丼
4
作品Cのために、地学を再開しよう。火山を識ろう。基礎教養だ。――と、安易な気持ちで手に取った児童書で、自分の無学を思い知った。火炎って火山灰が燃えたものだったのか。噴火の前に火口の底が真っ赤に焼けるのか(赤熱現象)。そして、噴火で稲妻が現れるのか。全く知らないことばかりだ。私、48ページ①の写真の近くに住んでいたことがあるのに……バスの左あたりに入った先に……大島の火山博物館行ったのに……。あの頃は今みたいに、がむしゃらに読書していなかったけども。猛省した。このシリーズ色々と役立ちそうだ。もう少し漁ろう。2023/04/09