感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かーる
3
ケルベロス・サーガと立喰師をリンクさせ、かつ『人狼』のリバースワールドを展開させるという、アクロバットにも程がある物語。リンクのさせ方が永井豪や栗本薫レベルで、力技なんだけどなぜか読み終えたら脳内でしっかり繋がってしまうというこの不思議さ。いやはや、お見事でした。2015/03/01
すーさん
2
藤原カムイの漫画と比べてしまうので、コマの切り方が大きいのが目立つが、それに相応した効果は出ているかな、とは。シナリオ的には人狼ベースで旧サーガと立喰師をミックスした感じ。ただほろびゆく者だけの話ではなく、生き延びる者の話でもある。2015/01/30
二升石
1
ずっとサボり気味で来たせいで、今回も一読だけでは話も何も分からなかった。杉浦守の作画もやはり把握し辛く、それがケルベロスの世界をますます晦渋にしていることに疑いは無かった。困ったものだが…しかし、だからといって「つまらないか?」と訊かれたなら「そんなことは無い」のも相変わらず。しょせんは素人程度の読者でも、こうしてフラっと戻って来れるほどには下地も、奥行きまでもしっかり芯まで練り込まれている。だから細かい指摘はヤボ。分からなかったらもう一度読んで、「ああ、そうか」までを存分に堪能するのが吉。2020/07/08
J_L_B_459
1
エンディング変えて、藤原カムイに描いてほしい。2012/04/17
G.G.
1
ビックリした。コレ実は「人狼」のifなのだけど、あまりにもネガポジ反転すぎて度肝を抜かれる。押井監督の女性趣味が発露しているという意味で、実はアサルトガールズ前史という読み方も(一応なんとかw)出来る。主の意にのみ生きる筈の犬を手なずけるという、ぶっちゃけケルベロスサーガ史上最悪の反則wではあり、そこは不快に感じる人もいるだろう。けれども、痛快じゃないか。時代に流されながらも一矢報いて何とやら、赤ずきんの分際で狼さんの肝を潰して何とやら。ケツネコロッケお銀のゴトをご覧あれ。最後は爆発オチだ!!w