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内容説明
殺された母親のために。命を失いかけた友のために。ついに父レオポルトとの戦いを決意するエレオノーラ。だが、経済大国オルヴィエートの国家元首として君臨する父を倒すために、エレオノーラが持っているのは莫大な資産のみ。小国の国家予算を超える“金”を武器に、エレオノーラが銀河市場に張り巡らせた罠は、父レオポルトのみならず、オルヴィエート、そして全銀河宇宙を震撼させる…。空前のスケールで描かれる父と娘の対決劇!田中芳樹&荻野目悠樹が贈る大人気スペースオペラ、疾風怒涛の第7弾。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
荻野目悠樹[オギノメユウキ]
1965年2月2日、東京都生まれ。横浜市立大学商学部卒業。「シインの毒」で1996年度集英社ロマンス大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
15
スペースオペラ。田中芳樹と言えば『銀河英雄伝説』が有名であるが、20世紀の作品である『銀河英雄伝説』よりも進化している。女性が主人公である。金融経済を武器としている。 2021/11/19
Humbaba
5
リスクが有るからこそリターンがある。リスク自体が問題なのではなくて、リスクの大きさを測れないことが危険なのであり、適切に計算をすればそのリスクは最小化できる。ただし、その計算は相手が自分と同じ価値観の人間であることを当然のこととしている。そのため別の目的を持って行動している相手にはその計算は無意味となる。2016/04/24
kuma-kichi
1
ついに父娘対決終了。しかしなんと後味の悪いことよ。2018/05/14
Humbaba
0
自分の侍女のため、そして母親のために、父親に戦いを挑む。それは、自国を弱めることにもつながる危険な方法であった。直接的には誰一人傷つけることはない金力による闘い。しかし、それは国の根幹を揺るがす行為でもあった。2010/04/02
ミカ
0
端迷惑な父娘ケンカが終わり、この後の展開が気になる。 エレオノーラの孤独感が、ラインハルトを思い出させて、ちょっとおかしい。2009/12/24