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徳間デュアル文庫
ラーゼフォン―時間調律師

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199051203
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

もう何度、繰り返したのだろう?―ドーレムの襲撃によって死んだはずの村瀬明は、十六歳の少年として目覚めを迎えた。死と生のリフレイン。彼に分っているのは、もうすぐこの東京がMUの攻撃にさらされるという事実だけ。しかし今回は違った。パソコンのチャットを通し、異空間に存在する“自分”から、この時間ループを抜けだすには、“ラーゼフォン=未知なる音を奏でる太陽神の乗り物”を見つけだすことだと知らされる…。アニメ『ラーゼフォン』の世界を再構築した書き下ろしシェアワールド・ノベル。

著者等紹介

神林長平[カンバヤシチョウヘイ]
1953年、新潟県生まれ。1979年、短篇「狐と踊れ」がハヤカワSFコンテストに入選し、デビュー。星雲賞短篇部門を「言葉使い師」「スーパー・フェニックス」で、長篇部門を「敵は海賊・海賊版」「戦闘妖精・雪風」「プリズム」「敵は海賊・A級の敵」「グッドラック戦闘妖精・雪風」で受賞。「言壷」では、日本SF大賞を受賞

出渕裕[イズブチユタカ]
1958年12月8日生まれ。メカデザイナー、イラストレーター、漫画家。TVアニメ「ラーゼフォン」原作、監督。代表作「機動警察パトレイバー」(メカデザイン)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烟々羅

15
漫画版の「ラーゼフォン」連載をある程度読んだ記憶のあったころに、読書メータに参加して、ある読みともさんの感想を読んだ。「とても神林長平らしい」といった文だったと思う。 きょう古本屋で発見して、漫画の内容を忘れた今だから読みたいと思った。 若手だったころの山田正紀さんならばどう表現したかな(焦点の当てかたが似てる)と思いながら読了。ところで、各章の扉にクロウリーのタロットからのモチーフが隠れてる、気がする2013/09/17

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

14
*グノーシス*もう何度、繰り返したのだろう?――死んだはずの村瀬明は、再び16歳の少年として目覚めを迎えた。死と生のリフレイン。分っているのは、もうすぐ東京が攻撃される事実だけ。だが…今回の転生はある部分が決定的に違っていた!?(紹介文・他より)――何やってるんですか!神林センセーΣ(・ω・ノ)ノ! と、いちSFファンとしては、驚きとともに歓喜せずにはいられない(笑)! ⇒続き2014/04/13

みさぞ。

12
原作アニメの存在もしらず。進められて読了。無限に繰り返される16才からの人生。記憶は残るが大事なことはリセット。セーブのできない無限リフ。人生一度きり、終わりがあることの大切さを考えると深い。MUの謎的はエヴァの使徒?村瀬→ラムセス→ラーの生み出したもの→ホルスはラーの息子→ホルスの両目は日と月で明・ホルスの翼は時空を超える。なんてよくできた設定の人物だろうとここが最大の感動。エジプト神話読もうと思った今日この頃。設定複雑だけど、色々無理あってもSFだもの。と思って読むべし。スパロボにも出てくるんだよね。2015/08/31

いおむ

6
図書館本です。神林さんがラーゼフォンの小説を書いていた!?とびっくりして手に取りました。アニメの記憶がほぼリセットされていたので、イメージをがっちり縛られず読めたのは逆に良かった。量子論や「場」、特殊な「時間エネルギー」の概念を用いて書かれたこの作品は非常に好み(≧∇≦)b2016/04/17

ビター

6
神林ゼフォン。どこまで行ってもそれでしかない。あのアニメからよくこんな小説を書けたなあ。2013/12/29

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