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徳間デュアル文庫
銀河英雄伝説外伝〈6〉千億の星、千億の光(上)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 168p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199051159
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

宇宙暦794年最初の会戦のさなか、衛星ヴァンフリート4=2に駐留していた同盟軍に、帝国軍進駐の報が入る。偵察を命じられた「薔薇の騎士」は、帝国からの亡命者とその子孫で構成された連隊で、同盟軍の中でも異色の存在だった。基地を出た連隊長と副隊長シェーンコップらは、同じく偵察中の帝国軍と遭遇する。容赦ない攻撃をしかけてくる帝国軍。その中には、帝国に寝返った先代の連隊長リューネブルクの姿があった―。

著者等紹介

田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

27
ヴァンフリート星域の会戦中、“薔薇の騎士”連隊が帝国へ逆亡命した元連隊長と衝突するシェーンコップ中心の外伝。女性はあまり登場せず、闘いに身を置く格好よくて頼りがいのある武人としての彼を堪能した。ラインハルトは怒りや嫌悪を抑えることなく、全てに対して苛烈に反応する若さが孺子らしくて初々しい。毒舌が冴えわたっていた。同盟を裏切ったリューネブルクは謎な部分が多いので、その人間模様を下巻で楽しみたい。宇宙での大規模戦闘では恐ろしいことに忘れがちになってしまう『人』が死んでいることを、珍しい地上戦で改めて実感した。2019/03/17

Tetchy

9
ラインハルトがまだミューゼル姓だった頃の、まだヤンが一介の大佐で本領を発揮する1年前の頃の話であるため、ごく初期の面々がいくつか顔を見せ、こんな人物だったのかと想像を膨らまさせてくれる。またロイエンタール、ミッテンマイヤーは勿論のこと、ビッテンフェルトやケンプ、そしてケスラーと錚々たる面々も現れ、非常に心をくすぐられる。今回の中心はやはりシェーンコップと帝国軍に寝返った元上司リューネブルクとの関係にあるだろう。特にシェーンコップが若く、ヴァンフリート4=2星で図らずも軍の指揮を執るエピソードなど興味深い。2009/07/08

浮草

7
ローゼンリッターから帝国に逆亡命ってのも、子ども時分に親に連れられて帝国から亡命してきたのであればありえるのかな。それでも残された部下たちも苦労するね。シェーンコップは良い上司を心待ちにしていたわけだ。ヤンの元で活躍できてよかった。2022/03/22

小夜

3
かなり久々に読んだので感想がありすぎるw自分がリューネブルクがあまり好きじゃないのはラインハルトがすごい嫌ってたからか?wRRの味が出てよかったな~ブルームハルトがなんだか好きになったwデア・デッケンってあんなあっけなかったっけ…。あとローザラインの歌がちょっと出てきて!!それとシェーンコップとキルヒアイスの邂逅、双璧が初めてラインハルトを語った瞬間、細かいところにちょこちょこネタがあって個人的にとてもおいしかった。2011/05/27

カモミール

2
ラインハルトが准将でヤンの存在をまだ知らない頃のお話。ラインハルトと直接会うことはないけれど、シェーンコップが薔薇の騎士連隊(口ーゼンリッター)の副官として登場します。やっぱり頼もしい。この巻ではラインハルトと76歳の上官グリンメルスハウゼンとの会話が笑えます。グリンメルスハウゼンのとぼけたようで意外に的を得た物言いにラインハルトはどうも調子がでないみたい。2013/03/04

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