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内容説明
売れないSF作家「K」が、近所のコンビニで手にした謎の求人チラシ。「簡単な流れ作業で高収入 単純で今日から出来ます稼げます」今にして思えば、それこそがKにとってのイカ星人と戦いの始まりだったのだ!イカ星人の秘密工場でつくられるさまざまなイカ製品がもたらす、さまざまな悲劇・喜劇・不条理劇。噛めば噛むほど味わいがでるスルメみたいな北野ワンダー・ワールドの最新作。
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年、兵庫県生まれ。甲南大学理学部応用物理学科卒。1992年、「昔、火星のあった場所」で、第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。2001年、「かめくん」で第22回日本SF大賞受賞。劇団『虚航船団パラメトリックオーケストラ』の役者でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk4
32
イカという生物は飛び抜けて目がいい生き物で、その生態や知能に対してそこまで視力が良い蓋然性が無く、ひょっとすると世界中の海を監視する【神の目】なのかも、という説もある。 本書によると、イカは英語で【SQUID】つまり【Super conducting QUantumn Interface Device(超電導量子干渉素子)】の略。 謎の工場でイカ星人(イカセイト。逆から読むとトイセカイ。遠い世界)と邂逅し、イカ人間、イカソー人間(メン)。そう。意味不明のこの北野ワールドはSF(Sea Food)なのです。2013/06/04
はま
17
なんだろうな〜この本、と思いながら読んでたんだけど、そう言えば北野さんはこんな感じでした。特に中身はないけど、まぁ楽しんで読みました(笑)2015/06/08
白い駄洒落王
4
奇妙な侵略SFだね。2013/07/25
かっぱ
3
電子がでたので買ってみる。悪夢のような、でも普通の夢のような、かといってまじめに捕まえようと考え始めるとにゅるっと逃げ出してしまうという結構な難物で。結局、どこまでいってもそういう話なんですけど、なぜか読んでしまう。 で、最後でとどめを刺される、そんな本。2017/02/28
叡福寺清子
3
いかんともしがたい.いかにも北野氏らしい作品.いかに評価しようか思い悩む.皆さんもおひとついかが.2013/09/23