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内容説明
暗殺者の凶弾に倒れたヤン・ウェンリー。その突然の死に、イゼルローン要塞は深い悲しみと絶望に包まれた。希望を失い離脱していく人々―しかしユリアンとフレデリカは、残された者たちとともにヤンの遺志を継いで戦うことを決意する。一方、人生最大の敵をうばわれたラインハルトもまた、喪失感のなかで新たな時代をつくるべく動き始めた。新帝国暦2年、銀河帝国の首都はフェザーンに遷され、旧同盟領を統治する新領土総督としてロイエンタール元帥が着任する。だがその水面下、ある陰謀が進行していた…。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
6
キルヒアイスも早っと思ったけどヤンも退場早いよ。でもあとがき対談読んだらもっと早く退場予定だったそうな…2022/02/24
どん
3
亡き人になってからわかるキャラクターの魅力。ヤン派ではなくラインハルト派のはずなのに涙が止まらない。自然と惹きつける魅力は生みの親の範疇をも超えていたようですね。インタビューより。2013/02/28
k16
2
20121123読了。 ヤンが倒れ残った者で先に進んでゆく・・つづく。2012/11/23
ユイ
2
何でまたこの巻で表紙、トリューヒニヒトなんでしょうか。しかも薔薇を持たせた。持たせたくなるのか?最後の最後までこの人との縁は切れなかった、と?口絵は夫の肖像画に寄り添うフレデリカ。どう見ても10代の乙女。亡くなってからの方がその人の性格などが浮き彫りになるのは何とも皮肉。徳間文庫では挫折したこの続きを何とか読めそうでよかったです。2013/10/25
カモミール
2
わかっているけど、「あー、よく寝た」と言って生き返ってほしかったなあ。ヤン提督。敵も味方もヤンの不慮の死を悼んでいました。ヤン亡き後も歴史は進んでいくんですよね。著者はヤン・ラインハルトだけでなく誰もが英雄と言っています。確かにそうだね。2013/03/25