- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 徳間デュアル文庫
内容説明
帝国軍の裏をかいて、イゼルローン要塞の再奪取に成功したヤン・ウェンリー。しかし、その間にもラインハルトによる同盟領侵攻は着々と進んでいた。圧倒的な戦力で同盟の軍事施設を破壊し、首都ハイネセンへとむかう帝国軍。完全なる勝利を予感しながらも、ラインハルトの意識下には、常にヤンの存在があった。そんな帝国軍の前に、同盟軍の艦隊を率いた老将ビュコックが立ち塞がる。老いた獅子の死を賭した挑戦に、若き獅子が応える―「自由惑星同盟最後の戦い」の火蓋は切って落とされた。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞。「創竜伝」「アルスラーン戦記」など、多くの人気シリーズがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
6
裏でチョロチョロするものの裏にもまだ影がある。民主主義の軍隊の有りようを説くヤン。ビュコック爺様の臣下ではなく友を得るのが民主主義という辞世も、友を失ったラインハルトにとっては刺さるんだろうな。ラインハルトの弱点が姉であることを皆が知っていることを放置しておくのもどうなんだ?色々裏も表もうごめいている。2022/02/23
カモミール
3
人格者のビュコック元帥が戦死してしまいました。ラインハルト率いる銀河帝国軍に「老人め、やる!」と言わしめ、臣下になるよう誘われますがビュコックはきっぱり断ります。「ヤン・ウェンリーも、あなたの友人にはなれるが、やはり臣下にはなれん。」「何故なら民主主義とは対等の友人を作る思想であって、主従を作る思想ではないからだ」「民主主義に乾杯!」と照れ臭げな表情を残し、艦隊に集中攻撃を受け宇宙に消えてしまいます。敵だらけのヤン・ウェンリーをいつも温かく・力強く見守ってくれたビュコック元帥、さようなら。2013/03/12
k16
2
20121117読了。 やはりビュコックとラインハルトの会話とか、ビュコックの最後のシーンは泣ける。 そのシーンである口絵もよかった。 あとはロイエンタール周辺が今後どうなるのか・・つづく2012/11/17
ユイ
2
表紙は猪突猛進なビッテンフェルト。この人どちらかというと、同盟側の性格してますよね。口絵はビュコック爺さんとチュン・ウー・チェン。戦いつつなおかつ損害は少なくとハンデだらけの戦いをよくやったよ。数少ない同盟のまともな人がまた一人…。巻末インタビューは兵器について。ゼッフル粒子はそのためでしたか。2013/10/21
かやの
2
「ロイエンタール」と「首席幕僚」という言葉の結びつきが、今後の展開を知っているだけになんだか特別な響きを感じさせる。2010/04/06
-
- 和書
- あかちゃんは・・・