徳間デュアル文庫 ぶたぶたの休日

矢崎 存美【著】

徳間書店（2001/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 253p／高さ 16cm
• 商品コード 9784199050565
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

ある時は占い師、ある時は定食屋手伝い、はたまたある時は刑事。動き、喋り、働くピンクのぬいぐるみ（ほぼバレーボール大）、山崎ぶたぶた氏はなにを隠そう、お父さんでもあるのだった！休日だからと気を抜いてしまったのか。ちょっと寝過ごしたぶたぶた。ゴミを出し、洗濯物を干し、雨のなかを買い物に走る。約束の時間に間に合わせるために…。ぶたぶたの魅力あふれる、「お父さんの休日」「約束の未来」「評判のいい定食屋」「女優志願」の四篇を収録した最新作、書き下ろしで刊行。

著者等紹介

矢崎存美［ヤザキアリミ］
１９６４年、埼玉県生まれ。１９８５年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞。１９８９年デビュー。以後、少女小説、ノンフィクションノベル、エッセイなどを執筆。現在はホラー、ファンタジー、お笑いなどが中心
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nobby]

占い師・定食屋手伝い・刑事と全く共通点のない仕事をこなす3篇の間に、休日のお父さんとしてのエピソードが挟まれる。相変わらず生活感溢れる普通の様子のぶたぶたさんと、それを目にする初見の人達のギョッとする描写の対比が面白い。刑事に扮した際は、まさかのミステリー！と思ったが、やはり優しく落ち着いた。個人的にはレストランでの誕生日祝う逸話が大好き。中でも、豚が牛ステーキをミディアムレアで食べるのか心配するスタッフの慌てぶりがツボ（笑）

2015/08/08

[ぶんこ]

作者が以前書かれていた、ご自分でお持ちのぶたのぬいぐるみ。この本でやっと見る事ができました。買った時から潰れていた耳。ホント、潰れてる！写真が何枚もあって楽しめました。 野球をしている写真は合成なのでしょうか？ ご近所に美味しい定食屋さんがあったり、ぶたぶたさんがいたら毎日が楽しいでしょうね。

2016/04/06

[ハミング♪♪@LIVE ON LIVE]

今回は、割とシリアスな感じのお話が多かったぶたぶたさん。占い師、評判のいい定食屋、家事をするぶたぶたさん、刑事、家族と過ごすぶたぶたさん、どれも可愛かった♪彼に関わった人たちの反応がやはりおもしろい！(笑 水のボトルが入った箱をキックボードで持って帰るぶたぶたさんが可愛過ぎる・・・！あと、「トイストーリー」のぶたのぬいぐるみをUFOキャッチャーで頑張ってGETした伸也も微笑ましい☆家族にお誕生日を祝ってもらってるぶたぶたさんも最高に可愛くて、みんな幸せそうで、和んだ♪今後もぶたぶたさんには癒されたい☆

2014/10/16

[hirune]

昔 四次元関連の本が流行ったことがあって、四次元は時間の流れであるとの結論でしたが、もしやぶたぶたさんは五次元の生物で 時間も空間も超越してるから本当の姿は私たちには感知できず、ブタのぬいぐるみに見えているのではあるまいか⁇😅ぶたぶたさん、6月17日が誕生日なんだ、ふーむ🤔家族に愛し愛されるとっても素晴らしいお父さん、そして今回も老若男女問わずモテモテなナイスガイでした♪

2019/12/13

[まい]

《ぶたぶたシリーズ3作目》ぶたのぬいぐるみ“山崎ぶたぶた”さん。今回は見習い占い師、定食屋手伝い、刑事、そして「お父さん」として皆に癒しを与えてくれます(*´▽｀*)　どのお話も良かったけど、やっぱり「お父さんの休日」!　2作目の謎(ぶたぶたさんの家族は人間かぬいぐるみか*笑*)が解け嬉しかったです(*^艸^*)　もう少しぶたぶたさんに癒されたいので、続いて『クリスマスのぶたぶた』読み始めます♪

2014/12/21