徳間デュアル文庫<br> 銀河英雄伝説〈VOL.9〉風雲篇(上)

徳間デュアル文庫
銀河英雄伝説〈VOL.9〉風雲篇(上)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199050404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

貴官の判断によって最善と信ずる行動をとられたし―首都ハイネセンから届いたその訓令文に対して、ヤンがとった行動とは「イゼルローン要塞の放棄」だった。フェザーン自治領を帝国軍に占拠された今、自由惑星同盟の存在は風前のともしびであり、すべての命運はヤン・ウェンリーの双肩に託されることになったのだ。帝国軍の忠誠を一身に集める存在、ラインハルトを倒すこと。それが同盟に残された唯一の勝機であると考えたヤンは、ラインハルトに決戦を挑むため、イゼルローン要塞をあとにするが…。

著者等紹介

田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に……」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞。「創竜伝」「アルスラーン戦記」など、多くの人気シリーズがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浮草

8
若い指導者が更に若い者にあとを託すような場面が。主義の違う国家を倒すにしても、そこに生まれ生活する民にも思いを致すことを忘れないヤン。2022/02/10

まるてぃん

4
最初から最後までテンションあがりまくりな展開。新年の幕開けと同盟領への進発を一緒に冒頭にもってくるなんて、いくらなんでも狙いすぎ。しかも最終決戦直前に“ヤン艦隊の蠢動がはじまる”などというフレーズを入れてくるあたり、この著者は読者の気持ちを煽るのが本当にうまい。この巻最大の見せ場であるイゼルローン要塞の放棄は、そこに至るまでの展開に紆余曲折があっておもしろかった。それにしてもヤン提督はやっぱり凄いなぁ。こんな重大な決断を即座にくだせるんだから。また、要塞放棄時の各キャラの心情を口絵がうまく表している。2012/03/06

london3

3
ついにバーミリオン開戦前夜2011/01/07

k16

2
20120608読了。 いかん。前作から間をおいて読んだら途中思いだせん部分もある。 イゼルローン放棄してさて、この後どうなるのか。 つづく。2012/06/08

ユイ

2
表紙は空中戦のエースの二人、口絵はヤン艦隊の面々。先頭にいるのはアッテンでしょうか?(そばかすないと判断付かず)ようやくユリアンいない寂しさに慣れたのかかなり重要な決断を淡々と行う提督。慣れている人々ですら驚かすことができるのだからやはり提督は凄い人。同盟側にようやくまともな参謀、チュン・ウー・チェンとスーン登場。2013/10/15

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