- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 徳間デュアル文庫
内容説明
ボスポラスの侵攻を退け、平和を取り戻したオルヴィエートでは、マリオーネ家とファルネーゼ家の政略結婚がおしすすめられていた。国家元首である父の命令に従うエレオノーラ。しかし式の当日、彼女が乗るはずだった宇宙船は閃光とともに砕け散った―名目上の夫をのせたままに。そして、再び波瀾の幕が開いた。夫殺しを疑われるエレオノーラ。老朽艦ばかりの艦隊の司令官となったジェラルド。宙峡を巡っての権力闘争は激化する。裏で糸をひく人物とは…?好評を博したスペースオペラ、シリーズ第2弾。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に……」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞。「創竜伝」「アルスラーン戦記」など、多くの人気シリーズがある
荻野目悠樹[オギノメユウキ]
1965年2月2日、東京都生まれ。横浜市立大学商学部卒業。「シインの毒」で1996年度集英社ロマン大賞受賞。著作「六人の兇王子」「魔術貴族」「双星記」など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ましゃ
23
いきなり、主人公である一人娘エレオノーラの政略結婚から始まるのかと思いきや、乗るはずだった宇宙船は名目上の夫と共に砕け散り、夫殺しを疑われるところから再び波乱の幕が開く本作。登場人物はさらに増え、伏線がさらに張り巡らされ、展開が読めず次も非常に気になる。そして、今回は株の話も絡んでくる。何となく意味は分かったけど、やっぱり株って難しい…『野望』という言葉には、身のほどを越えた大きな望み、という意味がある。まだ、エレオノーラの『野望』がどういった事なのか、見えないところが多いため次も早いうちに読もうと思う。2021/02/28
だまし売りNo
19
『野望円舞曲』は20世紀の作品であり、20世紀的な制約があった『銀河英雄伝説』よりも進化している。女性が主人公である。金融経済を武器としている。経済を重視と言っても20世紀的な右肩上がりの成長と配分ではない。むしろ空売りで稼ぐようなことをしている。民主主義のようなイデオロギーを背負わない点で、より個人が重視された物語になっている。2021/11/20
お~い
5
展開が急だけど雑な感じ。軍を抜けるってそう簡単にはと思うけど。戦略がいまいちですね。2018/01/29
作楽
2
SFなんだけど、株・・・!株は少しやってからよく分かるけど・・・。あとは、ノーラさんジェラルドはいい兄だよ?とラスト突っ込みたくなりました。コンラッド、また会えるよね?2011/01/12
のんの
1
エレオノーラ、結婚したと思ったら…セルベッジアという謎の女性(のちのち黒幕になりそう)も登場。2019/03/24