徳間デュアル文庫<br> 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上)

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徳間デュアル文庫
銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199050039
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

宇宙暦八世紀末、銀河帝国と自由惑星同盟とにわかれ、ながい抗争をくりひろげてきた人類の歴史は、ふたりの天才の出現によって、おおきな転機を迎えようとしていた。覇権をめざす若き獅子、帝国軍上級大将ラインハルト。そして同盟軍においては一介の青年士官に過がなかったヤン―帝国軍遠征隊を同盟側が迎え撃った「アスターテ会戦」こそが、彼らの初めての邂逅であり、宿命の戦いの幕開けであった。名作の誉れ高き壮大なロマン「銀河英雄伝説」、ファイナル・バージョンとして刊行スタート。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

33
長い抗争を続ける二大陣営に登場した青年たちが歴史を動かすスペースオペラ。世界観の説明である序章だけで十分に面白い。難解で膨大な設定でありながら、SFに馴染みのない私でも概ね理解できた。高貴でカリスマ性に溢れたラインハルトと、どこか厭世的なヤンの対立関係も分かりやすく、登場人物の多さもまだ苦になっていない。ヤンは『愚将は味方を100万殺し、名将は敵を100万殺す』と考える限り、きっと苦しみ続けるのだろう。彼の変化を見届けていきたい。イゼルローン攻略戦で活躍した薔薇の騎士連隊シェーンコップ大佐も気になる。2018/01/08

tosca

18
図書館に「徳間デュアル文庫」バージョンしか無かったのでちょっとガッカリしたが、これはこれでイラストが入っていて楽しい。読み友さんのレビューで気になっていたものの、巻数の多さで躊躇していたシリーズだけど、なるほどこれは面白い。ストーリーもキャラクターも魅力的過ぎて、ひょっとしたら以前にハマった「十二国記」よりハマるかも。こんな事ならまとめて借りれば良かった。早くvol.2の黎明篇(下)を読みたい2021/10/28

羊山羊

16
荘厳とはこうやって書くんだと著者が読者をぶん殴りにかかってくる圧倒的スペースオペラ!戦略のぶつかり合いと華々しく散る命、プライドMAXの男たちの激突が、名文しか書かれていない本著中で輝きを増す。こんな場面転換の雑な群像劇なのにどうしてこんなに読みやすいんだろう。アスターテ会戦の圧倒的すさまじさ、スケール、怒涛の筆致に読んだ今でも、これほど呑まれるのならば読むんじゃなかったとまで思わされる大傑作!2021/06/24

いいちゃん

10
再読。シェーンコップとかローゼンリッターとか、懐かしい響きがいっぱいでワクワクなのです。2016/08/14

黒猫

9
図書館本。SF小説と心構えで読み始め、慣れてないから時間がかかるかなーと思ってたけど………ページを捲るのが止まらない!これは未来の宇宙を舞台にした歴史小説みたいじゃないか!!戦闘シーンはもちろん熱いけど、政治や思想なんかも興味深くて終始面白い!登場人物もみんな魅力的だし、なるほどこれは名作だ。一巻ではヤンがメインに活躍してるけど、ラインハルトとジークフリードの2人の活躍も期待。そしてオーベルシュタインが気になる存在。ヤンとユリアンの掛け合いが好き。2016/03/10

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