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内容説明
私たちには、何かが足りない。まだ手に入れなければならないものがある…。男にも負けぬ、村一番の狩人サーラ。聡明で旺盛な好奇心をもつ、神官の娘トゥード。それぞれ、軍神ラーラと英知の神デュプロスを守護神に持ちながら、迷いととまどいの想いを抱く彼女たちに、過酷な運命が待ちかまえていた。六年に一度の生贄の儀―人を喰らう神に捧げられることとなったふたり。助かる道はあるのか。しかし、神のすむ“迷宮”で、彼女たちが出会ったのは、予想もしなかった『世界の真実』だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白い駄洒落王
4
ファンタジーだと思ったらSF。得した気分。2013/06/14
読生
3
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/41990500192022/01/28
た〜
3
遠い未来、人類が滅亡しかけて生物の頂点から滑り落ちた世界。そこで人を喰う神の生贄にされた少女と神が織りなす歪んだ精神の迷宮の物語。人が喰われるさまをまともに描いたり価値観を鯉に歪ませたりと、なかなかエグかったりする。2013/06/13
シュエパイ
3
閉じ込められた人食いの神様と、生け贄にされた少女達の、愛の話。下敷きは多分ミノタウルス。畏れること、敬うこと、怖がること、それらのうちにある違いについて思う。私は私が小さな一粒の砂であり、大きな世界を感じた瞬間を想う。そこに恐怖はなく、ただ喜びを感じられる世界を想う。それは、どんな感じだろう。(そして、徳間デュアル文庫はなぜ廃れたのだろう。最近、サイズが中途半端に大きくなったハヤカワSF文庫は大丈夫なんだろうか)2011/05/03
a24
0
高校の頃読んでました。