内容説明
レッド・アメリカと呼ばれるキューバ、ニカラグアで起きた殺戮事件。反政府ゲリラ、政府軍、米軍―テロリストの手により、敵味方の区別なく惨殺された。その頃、日本での戦いを終えたシド・アキヤマはテヘランにいた。イランの国民的指導者カッシマーが殺害され、街は混乱していた。そこへ再び内閣官房情報室からの依頼が…。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断 隠蔽捜査2』で第61回日本推理作家協会賞、第21回山本周五郎賞をダブル受賞。空手三段、棒術四段の腕前で「今野塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
62
さすが今野さんはお若いですわ。まるで昔のアメリカ映画を観ているようでした。でもね昔の映画ってSFだ~なんて喜んで観ていたのが今現実に起こっていません?。自然災害のだって見飽きるくらいDVDを持っていますよ。地球が失われ、サイボーグ兵士が・・?そういうロボット現実にありましたよね?!。あと数年で地球が失われるって事はないでしょうが、島国日本にカジノを作ろうとしているどこかの知事に目クサレ金に色目を使っているとテロの脅威も増えるよと言いたいわ。少子高齢化まだまだ続くし結婚しない若者も多い。賭事どころじゃないよ2018/05/08
そのぼん
18
いつもの刑事もの・・・を期待して読みはじめたのですが、国際的なゲリラのような話だったので驚きました。かなり血みどろで殺戮の嵐の描写が多かったのにもビックリでした。2012/10/28
はかり
14
これはSFものだった。今野にしては珍しい。ただ、登場人物が外国人なので名前が覚えにくいし、大ぜいでてくるので誰が誰だかわかりにくい。このため、ストーリーが頭に入らない。残念だった。2020/09/24
このん
14
(2018年6月23日4763)21世紀末の未来のお話。途中まで読んだのだけど、闘いが多くてちょっと軽いお話が読みたくなった。一旦置いて、また別の日に。2018/06/23
gonta19
9
2010/1/8 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2010/11/26〜11/28 「ガイア戦記」として1989年に出版された作品の改題。シド・アキヤマが登場するシリーズ。 鍛えられた多数の軍隊相手をたった四人で壊滅させる敵を殲滅するため、シド・アキヤマに白羽の矢がたつ。シド・アキヤマは「最後の封印」で戦った者たちを仲間として、難敵に立ち向かう。勝利するのはどちらか? いつもながら戦闘シーンは楽しめるが、この設定、展開はあまりにもやりすぎではないでしょうか、今野さん。あまりにも陳腐な展開はちょっ2010/11/28