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徳間文庫
仏教・神道・儒教集中講座

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198925680
  • NDC分類 180
  • Cコード C0114

内容説明

世界の宗教では、神に帰依するのが当たり前にもかかわらず、日本は日本人に都合が良いように神を作り変えてきた。宗教比較により、そんな日本人の特殊性の原因、日本が中国・韓国に嫌われる理由を明らかにする、大人気宗教講座の第2弾。

目次

第1部 仏教集中講座―折り紙とビーフカレーの国・日本における仏教の変容(「仏法」から「仏教」へ;仏教はこうして生まれた;この世は苦しいことばかり ほか)
第2部 神道集中講座―「和」と「穢れ」と「言霊」と 神道の無自覚な信徒たる日本人(神道はなぜわかりにくいのか;「国家神道」と「本来の神道」とは別のもの;神道はインドにも中国にもない日本独自のもの ほか)
第3部 儒教集中講座―「儒教の毒」と儒教の国「中国・韓国・北朝鮮」(日本人の儒教理解はビーフカレーのようなもの;「位牌」のルーツは仏教ではなく儒教だった!;儒教とは中国の古代信仰である「先祖崇拝」をかたちにしたもの ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年愛知県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

27
後半の日本中心主義、中国、朝鮮を否定する論調には辟易するが、各宗教を概略的に俯瞰し、その成り立ち、相互の関係性、国民性への影響を考察しているのは興味深い。結局のところ3つの宗教を政治的に都合の良いように取り入れたのが日本のカルチャー。 明治日本はキリスト教に対抗するために渡来の仏教でなく、神道を押し出し、国家神道として国民に根付かせた。儒教は徳を説くが、その原理主義はとても激しく容赦がない。一部に蔓延っている国粋思想、排他主義はここら辺に源流がありそうだ。2018/11/04

ゆきこ

14
日本人の信仰について考える本。古来からの信仰である神道に仏教や儒教がどのように融合していったか、それが日本の歴史にどう影響を及ぼしているかなど、「逆説の日本史」の宗教部分を抽出したような内容です。他国の文化を理解し、また日本の文化を他国に理解してもらうためには、まず日本人が日本人のことをよく知ることが大切だと感じました。2017/02/23

雛子

13
日本人にも身近な3つの宗教のおおまかな教義が時代の流れとともに、とてもわかりやすく解説されてあったように思う。私自身が最も尊ぶ仏教については復習のつもりで読めたし、以前から関心のあった神道はなかなか日本らしい宗教で面白い。儒教も理解していたつもりが、私の思う教えより実はもっと極端だったりして興味深い。日本人は宗教を深く考えないよう意識しているところがあるような気がするけど、やはり世界を理解するには宗教というものをきちんと理解しておいた方がいいのではないかと思う。信心と理解は別なものだから、と私は思ってる。2011/08/29

シエスタ@多摩

12
仏教について、普段初詣等でお参りする寺社の本尊を知らなかった自分でも分かるように書いてあり、かなり読みやすい。仏陀とは何か、浄土とは何かということから、小乗仏教と大乗仏教のちがい、そして、大乗仏教がインド~中国~日本へと伝播する上でどのように変質してきたのか、大変興味深かった。日本の各宗派についても大まかに説明されている。日本で仏教が根付いた理由のひとつとしての神仏習合についても触れられている。2011/10/06

makimakimasa

10
今住んでる外国では「あなたの宗教は何?」とよく聞かれる。適当に仏教とか神道と答える時もあるが、実際上手く説明出来ない状況が多い。儒教の話題になった事もあった。そんな時に本書に出会い、まさにピンポイントな知的欲求を満たしてくれた。著者の本は10年以上前に『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』を読んで以来。その時より内容が充実、整理されていて、分かり易く感じた。ただ儒教だけは少し不満。一般的な知識の中に個人的な見解を注意して読み分ける必要あり。次は神仏習合、廃仏毀釈、葬式仏教、国家神道がテーマの本を探したい。2018/11/17

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