内容説明
五十六万の大軍を率いた劉邦は、なぜ三万の項羽軍に敗れたのか?百戦百勝の項羽は、なぜ敗死したのか?漢王朝成立後、創業の功臣たちは、なぜ粛清されたのか?項羽と劉邦の死闘五年間を中心に、最も波瀾と緊張に満ちた八年間を描く。
目次
1 項羽と劉邦(項羽の生い立ち;高祖劉邦の生い立ち ほか)
2 楚漢の決戦(崩れる足もと―諸王諸侯の離反;対決の軌跡―漢の東征と楚の反撃 ほか)
3 悲喜の様相(功成ったあと;悲劇の実力者―韓信)
4 幕下の群像(補佐役の身の処し方―蕭何;名参謀長―張良 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
55
秦帝国崩壊後、項羽と劉邦登場から漢王朝成立まで。結局2人の人柄の差が明暗を分けたのだろうか?濃い内容の一冊。2018/05/26
だ〜ね(^O^)
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項羽と劉邦の戦いは流れがとてもスムーズで楽しく読めました。また、劉邦が漢王朝を成立してからの反乱や粛清について、状況やそれぞれの思考が詳しく説明されていて、よくわかった。2017/12/28
skydog
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項羽と劉邦の台頭から、劉邦没するころまで。 項羽と劉邦は誰でも知っている人物だと思うが、この二人を支えた人物たちの物語も大変面白い。 やはり本書は紀伝体を編年体にしていることもあり、「本記」、「生家」、「列伝」が適宜時代順になっており、大変頭に入りやすい。 全訳本ではないが、やはり良書だ。2016/02/17
ろく
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まさに塞翁が馬。それにつけても潮時を見極める事の難しさ。2013/03/04
mimaru
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学生時代にこの巻だけ買いました。好きな時代だったので。久々に読み返してやっぱり面白い!他の巻も時間が出来たら読んでみたい。2012/06/07