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徳間文庫
信長新記〈3〉家康謀叛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198921194
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

織田信長に取って代わるため、水面下で伊達政宗、上杉景勝と手を組み、機会を窺いながら、密かに牙を研ぐ徳川家康。しかし、信長の天下統一が目前に迫りつつある中、みずからの将来を見失いかけ、ついに謀叛を画策するが…。

著者等紹介

佐藤大輔[サトウダイスケ]
1964年石川県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほうすう

9
未完なのは知ってはいたがここで終わるかぁ。岐阜城防衛線を経て、第二次関ケ原合戦ともいえる家康信長の直接対決の冒頭が描かれる。続きも読みたかった…。 それはそれとして、本巻の見どころは岐阜城攻防戦であろう。大量の鉄砲や大砲、史実以上に重火器が多量されており信長が生きていたからとてそこまで軍事技術革新が行われるかは疑問だがともかくこの近代戦を彷彿とさせるような火力重視の攻防戦が凄まじい。むしろ作者はこれが描きたかったんじゃないだろうかとすら思う。2020/12/09

鐵太郎

8
この巻は全編三州騒乱、つまり家康の叛逆の軍事的ディテールで占められます。しかも描かれるのは、兵と兵の力任せの激突より、その間の駈け引き、兵站、戦法。弱兵を自覚している信長麾下の兵たちが如何に足でかき回し、戦線をどう守るか。そして、強兵を自認する家康麾下の兵が戦略目標を果たすために何を優先しようとしたか。運動戦とは何か。ワーテルローがモチーフと言われるこの戦いですが、ちょっと違うと思う。歴史上のモデルはなんだろう。いずれにしても、この巻で中途半端に終わりとは、悔しいねぇ。2017/09/18

はばたくキツネ

4
この「第二次関ヶ原合戦」、かなりワーテルロー会戦を意識した作りになっていて面白い。大変戦略的な描写の中で、家康が「ここで勝たねば、どれほど生きながらえたところで意味はない」と言い切り大将自ら前に出る、というこの展開の熱さ!構想では全4巻の予定だったようだが、あと一冊、書いてもらいたいものだ。2011/06/21

カラヤ3

2
戦略的思考・大所高所にたって物事を見ることができる人でないと指揮をとる立場にたってはいけないよなあとつくづく思う。この巻で終わり続編がないのが残念である。2019/09/03

結城あすか

2
背後を絶たれ信長との短期決戦を余儀なくされた家康の出陣先は関ヶ原……ま、天下分け目の決戦ってことなんだろうけどにょ。2005/05/20

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