• ポイントキャンペーン

徳間文庫
信長新記 〈2〉 天下普請

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198920937
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほうすう

10
全体的に織田と徳川の大戦に向けての前振りの巻といった印象。戦に向けて謀略戦を繰り広げられるべきところである割には徳川家康がちょっとおとなしめのが気にはなる。家康というと大阪の陣などでの謀略や政略の印象が強いが本能寺から数年後といった本作の世界ではまだそこまでの寝業師には育ってないのかなあ。そう考えると扱いも妥当といえば妥当か。次巻でいよいよ織田徳川大戦も本格化するようで、暗躍するイギリスやスペインの影もちらつき、国内的にも対外的にも今後の期待が高まる。2020/12/05

鐵太郎

6
柴田勝家の叛乱事件のあと、小田原征伐、島津征伐を終えた信長政権の中でうごめく三州公・徳川家康。真田家の支配領域で始まった諜報戦から始まり、石山城建築で大動員をかける秀吉、サンファンバウティスタ号クラスの小型商船に大打撃を受ける九鬼水軍を背景に、ついに家康が行動を起こす。小牧・長久手の再現はあるのか。この巻は岐阜城包囲戦で終わり。その陰で、スペイン王国の陰謀がその長い手を伸ばし、イングランドがそれに載ろうとする。さて、大輔世界の未来はどうなるのか。2017/09/04

カラヤ3

2
いよいよ信長と家康の決戦にむけて舞台が動き出す。軍隊の移動について書かれていたが、道路状況(路面・道幅)が良くなく、移動手段が足であった時代、大軍であればあるほど軍の展開には時間がかかるし、そうであるからこそ、秀吉の大返しがどれほどの驚きをもって見られたかが想像できる。2019/09/02

はばたくキツネ

2
信長にとって最後にして最強の敵・家康との戦いが始まる。欧州勢力の侵略も匂わせたり、随所で信長が築いた「日本皇国」のその後の姿を忍ばせているので、否が応にも盛り上がりを見せるが…。筒井順慶を優秀な戦略家として描いているのが面白い。2011/06/19

結城あすか

2
信長としては1回や2回の戦で家康を破ることは可能でも、一気に家康を滅ぼすことが出来ないから先に手を出せないという話。国内の動きが全然ないから、唐突にスペインのフェリペ2世なり、イングランドの動きが描かれているわけだけど……安直にイギリスと日本を入れ替えただけの歴史はどうかと思うにょ。今回は筒井順慶の描写がなかなか興味深かったにょ。2005/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/363822
  • ご注意事項