徳間文庫
殺人全書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 845p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198919962
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0195

内容説明

女性バラバラ殺人、青酸ソーダ毒殺、雑貨商一家四人絞殺、野球バット殺人…。現実に起こった殺人行為について、犯人の生い立ち、犯行に至る過程、犯行後の供述や手記などを克明に描き、人間同士の極限状況を明らかにした衝撃の殺人研究。

目次

第1章 処理の美学
第2章 消滅の希求
第3章 無力者の執念
第4章 古典的な確信
第5章 偏執の日記
第6章 マシーンの白い血
第7章 悪魔と天使の間
第8章 抑圧された群れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hanchyan@飄々 

34
「○○百科」「△□辞典」好きなので、浅学の至りにして全く存じ上げない著者名ながらブクオフでタイトルが目に留まり手に取り目次を1ページ眺めて「おお~‼」となった本書。この目次に燃えないミステリ好きがいようか!?(笑)ネタバレフォビアの方もご安心あれ。なんと全て実話だぞ!!(笑)。果たして、ものすごく面白かった。現実と虚構のあわいを往還する文章が素晴らしい。圧倒的に虚構派の自分が、おそらくドキュメンタリーの面白さを初めて味わったのだろうと思う。初っ端の究極ともいえそうなバラバラ殺人ももの凄いが、第五章が絶品。2016/08/25

はなすけ

12
この本に出会って30年くらい経つが何度読み返したことか。最近はヘンな事件が多いと言われるが、実は殺人者の質って昔から変わってない。「人を殺してみたかった」だけの奴、人をバラバラにする奴、幼い子供を殺す奴…昔からいたけれど、今ほどメディアが発達してなかったから世の中に知られていなかっただけ。現在は個人情報の規制も厳しくなってるしここまでの取材はできないだろうから内容の充実度もさることながら、犯罪史としても貴重な資料。再読なのに読みだしたら止まらない強烈な引力を持つ本だ。2018/07/09

Yuji

6
昭和殺人事件をノンフィクション列挙。事件記事の物量が大量で今ちょっと自分おかしくなってます。変質狂的事件は大正昭和から変わりもなく受け継がれ今日に至る。不幸のバリエーションは本当に豊富。人類は殺し合っているのだなああ。2014/06/22

しらたま

1
医療事故についての章が一番興味深かった 調べても出てこない昔の事件について多く記載されていた 2021/02/12

みき

1
分厚い本なので時間がかかりましたが、昭和からの事件が多く面白かった。意外とこの時代の犯罪本は少ないように思う。全書に相応しい内容で何度読み返しても楽しめると思いました。2021/01/27

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