内容説明
’51年10月―太平洋戦争後、日本帝国は崩壊、南北に分断された。占領軍総司令官パットンは、函館周辺に追い詰められている国連軍の窮状を打開するために上陸作戦を開始。合衆国に接収、旧呉工廠で改装された「やまと」がついに出撃する。
著者等紹介
佐藤大輔[サトウダイスケ]
1964年、石川県生まれ
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感想・レビュー
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P-man
3
日本の北海道北半分が共産主義国家に。一方でアメリカと一緒にベトナムでばりばり戦ったりも。政治・軍事・そして一個人の家庭という状況が密接につながっていて、現実とは大きく違うデタラメなことになっているのに引き込まれる。こういうのをリアリティがあるというのか。2018/01/20
ぺぽかぼちゃ
3
第2巻。日本があの国みたいに、北はロシア、南はアメリカの影響下に置かれ。あと一歩でこうなったろうな、と思うほどにリアルな戦争状態。架空戦記なのに生々しい。面白かった2017/09/18
神太郎
2
友人から勧められた本。上巻ではなく、中・下を渡されたので抗議したところ「十分内容理解できるから!」と断言され、渋々読んだのだが、間違いがなかった。中巻からでも背景が見える。第二次世界大戦のifストーリーだが、荒唐無稽とは決して思えない。また歴史のターニングポイントといわれる部分の重要性を説得力を持ってうまく描いている。2010/10/10
kh
2
戦艦での地上目標に対する攻撃ってあるようで実例はは少ないですよね。それをベトナム戦争でやってしまう所がこの本のすごさでしょう。
かずお
1
時代が行ったり戻ったりする構成が、すごく良い。引き込まれる。ただ、昔の本だからか誤字が気になる…2015/07/31