徳間文庫
武術を語る―身体を通しての「学び」の原点

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198918866
  • NDC分類 789
  • Cコード C0195

内容説明

武術による新たな身体操法で注目を集めている著者が、十五年前はじめて本格的に武術への思いを語った本。

目次

第1章 武の縁(この道へ踏み込むまで;日本剣術史上きっての異端の剣客、真里谷円四郎;新体道のカルチャー・ショック;事実は小説よりも奇なり;逆縁の出会い)
第2章 松声館の武術―その理合と技法(その基本構造の特色;松声館の体術;松声館の剣術;松声館の杖術;手裏剣術の実像;拵えについて)
第3章 武術の本質的上達のために(なぜ上達しないのか;抜刀術―動きの質的転換のために最も有効な武術;基礎鍛練について;“たとえ”の功罪;“幻の名人技”は存在するか;武術を志す方々へ)

著者等紹介

甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京生まれ。78年、武術稽古研究会松声館を設立。流儀・分野の枠を越えて、剣術・抜刀術・杖術・体術などを通して、古の武術を探求しながら「人間にとっての自然」を考え続ける。92年、固定的な支点を排した「井桁崩しの原理」に気づき、体を割って捻らず、うねらない体の運用法を提唱し、その後、術理と技法は現在も進展している。そこから生まれた動きは、さまざまな近代スポーツの常識を覆す成果を挙げ、最近、各スポーツ界や教育界から注目を集めている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うちこ

2
「感覚を鈍らせないために大切なこと」がたくさん書かれていました。武術って、とってもタオっぽい。 空手をやってみたのをきっかけに武術について学びたい気分になったので読んでみたら、あけてびっくり。野口整体の考えに触れる記述も。2012/02/03

姉勤

2
身体の使い方(体操・体術)を試行錯誤してより良い動きを目指す観点は、老いと言わないまでも肉体の能力の低下を感じてきた身の上には、大変興味がある。 1つのワザを成すために、髪の毛1本まで制御するぐらい作用を集中できれば、とんでもない力を顕す事も可能かもしれない。例えば、虫眼鏡で火を起こすように。 荘子に出てきた、歩き方に拘りすぎて歩けなくなった人物にならない程度に、倣ってみたい。2013/08/20

さるぼぼキング

0
著者が武術を志すきっかけなどはわかったが、 武術に関する何の経験も無い身には字面だけでは何とも分かりかねるところが多々ある。2014/02/21

ビーフハート

0
著者が武術にハマっていった過程からはじまり、様々な達人の逸話や、氏の武術観、宗教観などなど、濃厚な一冊。2010/02/11

ITAL

0
久しぶりに読んだ。この時代は人に伝えるというより自分が納得するために書いてる感じ。2010/07/14

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