内容説明
郡県制を敷き、儒教を公認することで中央集権国家を築き、さらに郷挙里選の法により、庶民出身の丞相を数多く抜擢、新官僚登用の道を開いた武帝。国外においても、宿敵・匈奴を漢北に駆逐し、絹の道を通す偉業を成し遂げた。しかしその反面、華やかな外征や宮殿建設などによる財政の困窮により、末期は各地に農民反乱を招いてしまう。漢の第七代皇帝・武帝の生涯を余すことなく描いた、中国歴史ロマン小説。
著者等紹介
伴野朗[トモノロウ]
1936年、愛媛県生まれ
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