徳間文庫<br> 「言霊の国」の掟

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徳間文庫
「言霊の国」の掟

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198916190
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本は言霊の国である。“不吉なこと”や“縁起でもないこと”を口にするのを憚る伝統がある。そして、嫌なことは考えたくないという言霊的発想は、さまざまな歪みをつくり、あちこちに驚くべき非常識な掟を生み出してきた。安全に対して全く能天気な平和ボケ。相手国に卑屈に迎合する“協調”という名の日本外交。“和をもって尊しとなす”密室・談合体質等々、おかしな日本社会を鋭く抉った必読の快著。

目次

第1部 言霊の国の防衛論―日本人の「歪み、屈折した迎合」の処方箋
第2部 言霊がどんなに幸っても―だからこの国は危ない!
第3部 和をもって尊しとなす国がなぜ世界の孤児か
第4部 言挙げせぬ国の穢れを禊がせて頂きます
第5部 万葉の伝統どこまでも?「言葉を飾る」新聞メディアの悪いクセ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

62
小渕総理って誰だっけ? 昔の時事ものを読むと、忘れてることも多くて。 、にしても印象薄いな。 97年に産経などに連載したもの。 右イメージの著者。 今読むと、中国関連は当たってるナ。2022/05/27

ヴェルナーの日記

43
「怨霊(御霊)信仰」や「言霊」の理論で著名な著者・井沢氏の一書。内容は、完全な時事放談的なもので、発売年数が古いことから、内容も一昔前のものになってしまっている。よって、現在の視点から読み返してみると、様々な事柄に齟齬をきたしている。当時は言いたい放題の内容のでも許されたかもしれないが、現在に置き換えてみると、かなりむちゃくちゃな事を仰っている感が否めない。この手の本を書くにあたって、十分に気をつけなくてはならないという反面教師的な本である。2015/08/08

depo

4
私が読んだのはこの文庫本ではなく、2000年に発行された初版の積読本。もう20年前のものなので、今から見ると古い記述もあるが、今から見ても秀逸の記述があった。それは香港返還に関するもので、「一国二制度」について「私はうまくいかないと思う」と述べたものである。さらにチャールズ皇太子の「香港の成功を維持するためには……自治と選挙によって選ばれた立法、法と自由が守られ、香港の人々によって統治されるべき」という言葉が引用されているが、いままさに中国によってないがしろにされている。2020/12/27

二分五厘

1
2002.1.20

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