徳間文庫<br> 小説「聖書」 〈新約篇〉

徳間文庫
小説「聖書」 〈新約篇〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198913502
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

powder snow

11
ギリシア・ローマの世界観や道徳観と旧約の教義を融合させて、矛盾点を三位一体としているようだが、ユダヤ人の歴史にとっては貴重な資料と思う。マリアの出産やイエスの笞打ち刑から死までの様子は、まるで経験したように細密に描かれていて驚く。またイエスの言葉や行為とそれに対する弟子たちの言動やその後の展開が、何を意味しどう解釈すればいいか深く考えた。自分の死を悟ったイエスが弟子たちへ説く言葉一つひとつに胸が詰まる。イエスの復活を自分の目で確かめた使徒たちのその後の活躍と最期を思って、悲しくも素晴らしい物語だと感嘆した2015/10/12

G❗️襄

5
イエス、12弟子、ユダ、最後の晩餐、… 私のキリストは断片的な集まり。教会の絵画を何となく眺めるようなものだった。新約聖書、小説ではあるが読み終える事が出来、今喜ばしく思う。イエスが歩き、話し、パレスチナの空気が佇む。人々の悩みや苦しみがイエスの放浪の先々で解きほどかれてゆく。律法の意味とその心を説いて不安を取り除いてくれるのだから、その言葉は有難い。悩める羊には信頼して信じられる存在が必要なのが良くわかる。2000年続くキリスト教の入口に漸く辿り着いた気分だ。口語訳も訪ねられそうだ。2022/10/06

このこねこ@年間500冊の乱読家

3
⭐⭐⭐ イエスの一生を描いた本書。 ユダって首吊って自殺するんですね……。なんか、最後まで悪い人かと思ってたら、そうでもなかったです。 これで、ダンテによって地獄の最下層に落とされちゃうなんて可哀想、とちょっと思いました。2021/09/12

shinoyan

2
ちゃんと聖書を読んでおきたいと思ってはいるものの、それは何時のことになるのか2014/08/03

musa standers

2
ユダは革命をイエスに期待していたという解釈。熱心党とは現代で言う過激派でユダヤ人絶対の律法学者たちは原理主義者ということかな?読みやすく面白かった。2013/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/383643
  • ご注意事項