徳間文庫<br> 小説「聖書」旧約篇〈下〉

徳間文庫
小説「聖書」旧約篇〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198913342
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

巨人ゴリアトを倒すダビデと知恵者ソロモン。彼らの栄華のあと、破滅にむかう分裂王国時代の王たち。しだいに神を忘れていく人々。エリヤ、イザヤなど預言者たちが現れては悪をいさめるが、やがてバビロン捕囚という徹底的な破壊と殺戮がおとずれる―。映画を観るようにあざやかに、今よみがえる旧約聖書の世界。迫力満点のストーリーに魅了されること、間違いなし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

powder snow

8
ヨナタンの死を知ったときのダビデの気持ちを思って涙が流れた。隣国との戦争の裏に神の手を書いているが、実際に国を守るための策や判断は非常に難しい。神とイスラエルの民の関係を、ホセアとゴメルの夫婦関係になぞらえたところでは少し胸が痛くなり、奴隷としてペルシアにいるユダの民に、祖国へ帰る決断をさせる神の言葉には胸が熱くなる。忘れてしまっていた神との契約を知ったユダの民たちの気持ちを思って涙が滲んだ。天地創造と民族のルーツを最終章に、しかも異国の祭司からユダの民への説教という形で物語を構想した作者に拍手を送りたい2015/10/03

G❗️襄

4
39巻からなる旧約聖書がワンゲリンにより868p(上下本文)の小説仕立てに。始まりはアブラハムの契約。モーセのエジプト脱出、十戒。約束の地カナンにてダビデ、ソロモンらのイスラエル王国の繁栄とバビロニアによる滅亡。そして、捕囚の帰還までが描かれている。本訳編ではないが読み終えて達成感を得られるボリュームだ。兎に角、沢山のカタカナが登場する。お馴染みもあるが、初耳ものが大挙登場。パレスチナの地名などは地図が必携だ。終盤のエズラの説教では天地創造からバベルの塔を語り混ぜ、神“ヤハウェ”の偉大さがよく表れていた。2022/09/30

ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

4
旧約聖書の残酷な場面も逃げずに取り上げていて、小説的な手法を駆使して読みやすくまとめられている。普通の聖書物語より遙かに読みやすくまとまっている。2009/12/12

Ayanosuke

3
上巻より興味深く読めた。聖書に詳しくない人の入門書として良いと思う。2012/07/07

47

3
王にしても、預言者にしても、名前だけ知っていてもそれらの背景まで知ることは無かったので非常に興味深く読めた。2012/04/11

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