内容説明
2002年のアメリカ。天才遺伝子学者トム・カーターは、人間の設計図ともいえる遺伝子の内容をすべて解読する画期的装置を発明する。彼は、八歳になる一人娘ホリーの遺伝子を自らの装置で調べ、ホリーが一年以内に脳腫瘍で死ぬことを知る。娘を救うため、カーターはあらゆる可能性にしがみつく。そして、最後に残された道は、奇跡の治癒能力を持つイエス・キリストの遺伝子の謎を解くことだった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
23
★★★★前半は上々。後半に続く。2014/08/16
anri0912
2
遺伝子やらDNAやら小難しい内容かなぁと想像していたのですが、バリバリのエンタメ小説でした。 『イエスの奇跡』は、イエスキリストのDNAに関係しているのでは、と考えた主人公の科学者。 娘の脳に腫瘍が出来て、そう長いこと生きられないとDNA検査の結果わかり、『イエスの奇跡』について調べる。 冒涜だ!と言ってしまえば、まぁそんな気もしなくはないのだけれど、やはり神と呼ばれる人物の謎は面白い。 ナイスな着眼点。2018/05/25
fukafkacraft
1
映画向けのストーリー運び。天才遺伝子学者がDNA解析で娘ホリーの余命を知ってしまう。娘を救うためイエスの遺伝子を探す。女アサシンが前面に出過ぎな点、後から付け足したような過去の回想、肝心の娘について描写が少なく感情移入出来ない点などいろいろ惜しい。娘を救うためという重要な本題があってこその物語なので、存在感が強ければ大いに泣かせる物語なのだが。下巻に期待。2017/04/21
takehiro
1
バイオテクノロジーと宗教や歴史が絡み合っていて、とても面白い。ダンブラウンの作品が好きな人は間違いなくハマる。2016/12/09
siro
1
下巻が楽しみな終わり方だった。2016/10/07