内容説明
宇宙歴800年、新帝国歴002年。奪われたイゼルローン要塞を取り返すべく、皇帝ラインハルトは兵を向けた。迎え撃つヤン艦隊は、圧倒的勢力を誇る帝国軍に善戦。二人の上級大将を失った帝国軍は撤退を余儀なくされた。ラインハルトは停戦と会談を求める通信をヤンに送った。それに応えてヤンはイゼルローンを旅立ったが、その背後には凶悪な魔手が忍び寄っていた…。宇宙が今、大きく揺れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
32
この物語の最大の盛り上がりは?と、問われると難しい…全編お祭り状態なのだな。でも、やっぱり、この巻は…とうとう来てしまったか…この瞬間と思う…タイトルに伝説付いてるんだもの。そうならない訳がないのだけど。まだ8巻だよ。なーんて思ってしまう。最終巻でイーじゃん!っとね。でも、壮絶な戦闘の末の最期は似合わないかなぁ。2017/10/11
Tetchy
14
不吉な予感はあった・・・。驚愕もあるが、何よりも作者の英断に瞠目する。いや、正確さを要求するならば、作者の構想力の深淵さに賞賛を贈る。唯一の懸念は本巻以降、物語のエネルギーが矮小しないかということだが。今後に期待しよう。2009/01/18
ホームズ
11
回廊の戦い。シュタインメッツ、ファーレンハイトの戦死。そして魔術師還らず。イゼルローン共和国樹立。 ヤンの死後の混乱が(--;)ヤン艦隊の幕僚たちの死や別れ(--;)何度読んでも泣いてしまう。2008/10/12
中島直人
7
あと2冊。終わって欲しくない気満々…2016/09/03
Humbaba
4
互いに同じ数だけ相手を潰しあった場合,最終的に生き残るのは多くの人間を集められた側である.戦争はこれほど単純に推移するわけではないが,多くの戦力を用意する利点がこれである.いくら相手が戦術的には優位にたったとしてとも,最初から圧倒的優位を準備しておけばその立場は揺らがない.2013/02/14