内容説明
宇宙暦八世紀、人類は二陣営に分かれていた。銀河帝国VS.自由惑星同盟。若き二人の天才の出現がその均衡を破った。帝国軍上級大将・ラインハルト、そして同盟軍きっての用兵家ヤン・ウェンリー。帝国軍は反旗をひるがえす同盟に向けて遠征を開始する。迎え撃つ同盟軍。アスターテにおいて両軍は激突した!それは二人が宿命のライバルとなる戦いの幕開けでもあった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
41
当時、中学生だったかな?その頃の作品なのになんら、古びた感じがしない。 民衆、政治、戦争…人が生きていく上であるイロイロなしからみを描く作品。大人な作品ではあるけれど、そんなこと考えずに夢中で二人の英雄を追いかけた。大人になり再読すると本当に深い…単なるエンターテイメントでないモノが、見えるのが面白いのだけど、切ない気もする…人って変わらないののだな。と、遠い未来に今の時代を振り返った時に果して英雄と呼べる人物は見出だせるのだろうか?ふっと、そんなことを思ってしまった。2017/09/19
Tetchy
31
紛れもなく傑作!田中芳樹の原点でエッセンスが全て詰まっている。2008/12/21
しーふぉ
21
久しぶりに読んだ。専制国家対民主主義国家の宇宙を舞台とし戦争の物語。主要な登場人物も出て来て、アムリッツァ、アスターテの会戦とイゼルローン要塞の攻略と盛りだくさんの内容。2016/09/10
さなえ
16
再読。かなり久しぶり。再コミカライズだの再アニメ化だの取り上げられることが多い本作。文庫も何種類もある。それだけ多くの人が認める傑作という事。今読んでも古くなったとは思わない。10巻で完結というのも長くなり過ぎず良い。2018/03/11
ぐっちー
12
手元にあるのはノベルズ版です。十数年ぶりに読破を試みます。いつもここまではいいんです。次からしょっちゅう泣きます(TT)ページをつい急いでめくりそうになりますが、焦らずじっくりと宇宙の歴史の大局に思いを馳せたいと思います。2011/08/27