内容説明
聖陵女子大学で六人もの変死者が出た。いずれも国際学科の学生で、アメリカ帰りの若き助教授・矢崎の教え子だった。緑川淳司と花村雅香はさっそく潜入調査を開始した。二人は吸血鬼狩りの秘密結社「深紅の薔薇結社」の日本支社のメンバー。ところが突然、雅香に矢崎からのプロポーズ。急きょ取り行われた結婚式の日、雅香はウェデング・ドレスの下に銃をしのばせた…(表題作)。他二篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keisuke
5
再読。お涼+創竜伝って感じかな。順番違うけど。もしお涼と混ぜたら、CRSはどうするんやろうか。あの人「ドラキュラも避けて通る」人やったよな(笑)途中銀英伝の単語が出てきたのは笑った。2015/03/14
加治佐不比等
2
パニックムービーのような、怪奇コメディのような……。想定読者をなんとも絞りきれない。2020/01/09
Tetchy
2
善玉吸血鬼と悪玉吸血鬼との闘いを描いた作品。ヴァンパイア物は総じて暗くなりがちだが、そこは田中氏、ラノベでさらりと書いてますな。確か『セーラー服と機関銃』がOKなら、ウェディングドレスに機関銃もOKぢゃないかという動機が基だったような気がする。しかし各話軽すぎて、あまり印象に残んないんだわなぁ、これが。2009/07/21
ゆう
1
さらっと読み終えたけどちょっと物足りなさが残るのはなぜだろう・・・?2017/07/02
ひーたろー
1
この文庫、短編の1、2話と、3話目の分量の差が半端ない。面白いんだけど、毎回放火殺人(吸血ウイルスの感染防止と証拠隠滅)しまくりな主人公たちが警察に捕まらないのはありえないよなあ、と思わないでもない。2013/07/22