内容説明
人気ラジオ番組「電話人生相談」にかかってきた一本の電話…。それは数日前に殺された女性と同じ名前だった。単なる偶然か、死者の魂の叫びか。残された手がかりは埼玉・川越と伊豆・新島の市外局番、そして録音テープ。捜査が難航するなか、同じ手口で第二の殺人が起こった。事件の謎を解く鍵となる「音」を追って舞台は新島へ。そこで待っていたものは意外な結末だった。目と耳で読む本格推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kyhitsuji
1
ラジオディレクター青木聡美シリーズ。 ラジオ人生相談収録日の5月21日に5月3日に殺されたはずの女性中井真理から電話が来ていたのを4ヵ月後の放映日にラジオディレクター聡美が気づき推理をしていく話。タイトルのままの話。 吉村達也初期の作品のせいか吉村達也らしいドロドロさが足りないと感じました。 平成2年という時代を感じる描写が気になりあまり嵌りませんでした。2015/01/27
しん
0
ラジオディレクター青木聡美シリーズ。読み進めていく内になんとなく犯人が分かってくるような印象でした。あとがきにもあったが、人に悩みを打ち明ける時は自分なりの答えを持っている人は少ない、というのは人間の弱さの本質を突いているなと思いました。2017/11/27
まー
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★★★☆☆ 【概要】 ラジオの人生相談にある女から電話がかかってきた。 しかし、その女はその前に何者かに殺害されていた。 【感想】 吉村達也氏はラジオに携わっていたらしく、ラジオ関連の描写が細かくて興味深かったです。 そういえば『初恋』だっけ、ラジオの人生相談の描写があったね。 内容はぼちぼち。 ミステリーってそんなに興味出ないのかも。 お得意のメンヘラ女が出なかったし。 2017/06/10
経る時
0
1994/07/31
なつ
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推理小説としては軽めで、サクサク読めた。トリックもそれほど手が込んでないと言うか…なんだーそんなことかって感じでした。2012/05/19