強襲―所轄魂

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  • サイズ B6判/ページ数 407p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198639709
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

立て籠もり事件の裏には警察組織の闇が隠されていた。警部補の父親とキャリア警視の息子が事件解決にあたる!『所轄魂』第3弾!

江東区で立て籠もり事件が発生した。犯人は三年前まで立て籠もり事件を専門に扱う特殊犯捜査係(SIT)に所属していた元警察官・西村國夫。膠着状態が続く中、葛木の携帯に西村から一本の電話が。「この国の警察を自殺に追い込みたい。警察組織の浄化を要求する」と言う。いったい何が犯人を駆り立てるのか。犯罪を防ぐことを正義とする葛木と所轄の面々、そして葛木の息子のキャリア警視・俊史が、立て籠もり犯と対峙する!

【著者紹介】
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー対象と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』(中央公論新社)で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで冒険・謀略小説を、重厚で緻密な警察小説を構築し、多くのファンを抱える実力作家。おもな著書に『グリズリー』『マングースの尻尾』『サハラ』(徳間文庫)のほか、『還るべき場所』『春を背負って』『その峰の彼方』(文藝春秋)、『未踏峰』『南極風』『分水嶺』(祥伝社)といった山岳小説や、海洋を舞台にした『遺産』(小学館)、『素行調査官』シリーズ(光文社)、『駐在刑事』シリーズ(講談社)、『越境捜査』シリーズ(双葉社)、『所轄魂』シリーズ(徳間書店)などの警察小説がある。

内容説明

江東区で立て籠もり事件が発生した。犯人は三年前まで立て籠もり事件を専門に扱う特殊犯捜査係(SIT)に所属していた元警察官・西村國夫。膠着状態が続く中、葛木の携帯に西村から一本の電話が。「この国の警察を自殺に追い込みたい。警察組織の浄化を要求する」と言う。いったい何が彼を駆り立てるのか。犯罪を防ぐことを正義とする葛木と所轄の面々、そして葛木の息子のキャリア警視・俊史が、立て篭もり犯と対峙する!所轄魂シリーズ第3弾!

著者等紹介

笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』(中央公論新社)で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

66
元SIT隊員の男が元妻を人質に立てこもった。所轄と本庁の対立、SITとSATの対立、犯人狙撃を強硬に主張する監理官。現場で犯人との交渉役を担う父と、本庁で様々なツテたどり闇を暴こうとする息子。隠蔽体質は分かるけれど、ここまで腐っているなどというのは、小説の世界だけにしてほしいなぁ。しかし長かった…。2017/09/30

タックン

66
所轄魂シリーズ第3弾。ノンキャリア父とキャリア息子の関係がドラマ(踊る走査線)の織田裕二と柳葉みたいだと思ったのは俺だけだろうか?それにちょっとマンネリ気味だった。でも話の根管は警察の内部の闇を鋭くついてて面白かった。話が進んでいくと立て籠もって犯罪を犯してる元SIT隊員の方が警察トップよりまともだという矛盾が妙だった。願わくばこの小説で出てくる悪政治家・悪警察官僚が現実にはいないことを望みたいし、こんな事件が起きないことを望みたい。最後は勧善懲悪みたいでいいかあ・・・。2015/11/23

いつでも母さん

62
シリーズ最新刊!今回が一番好きだなぁ。面白く一気に読了。こんな親子はイイね。息子も長い物には巻かれずにキッチリ成長してほしいものです。そして父はまだまだ息子に負けずに『所轄魂』発揮してガンバレ!こんな警官ばかりだと日本の未来も捨てたもんじゃないと思うのだが、桜田門は伏魔殿のようなので・・(汗)次巻も期待したい。2015/08/02

papako

57
所轄魂最新刊。今回ムスコは現場から離れている。父は元警察官による人質立てこもり事件現場で犯人との交渉役になる。犯人の要求は?明らかにしたい警察の不祥事とは?悪事を暴きたいとはいえ、そんな大事にして、世間はどう思うのだろう。それほど関心を持ってくれないのではないかなぁ。世間は冷たいから。この方の物語は、途中が丁寧で長いのに、最後の解決が急展開でちょっと拍子抜けする。まぁ、ムスコと父がうまく機能して事件が解決するところは読んでいて楽しい。今度はもっとムスコの活躍に期待します!2015/07/29

kei302

56
長いものに巻かれるな! 「所轄魂」全開です。でも長い💦。なかなか読み終わらないので、シリーズ第2弾はスルーした。テロの裏にはこんな事情が…。開いた口がふさがらないとはこのことです。2022/06/25

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