追い風ライダー

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198635206
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ペダルを一漕ぎすれば、その瞬間に「会社の時間」は終わり、二漕ぎ目からは「私の時間」だ。翻訳家の若き未亡人、商社勤めの猫好きOL、ちょっとくたびれたサラリーマン、サイクリングイベントのコース作りに挑戦する男、沖縄出身のおミズの女の子…自転車を通じてゆるやかに繋がる5つの物語。

著者等紹介

米津一成[ヨネズカズノリ]
1959年東京生まれ。ロングライドを中心に自転車を楽しむ。メンバー数3万人を超えるmixi「自転車で遠くへ行きたい」コミュニティ管理人。フランス発祥のロングライドイベント「ブルベ」で2006年に200km、300km、400km、600kmを走りSR(スーパーランドナー)の認定を受ける。オリジナルデザインのサイクリングジャージの制作も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

77
自転車を題材にした5話の連作短編集。ロングライドをやられる米津さんの作品ということで、その世界観もよく、自転車を通して前に踏み出していくそれぞれの姿がとてもよい。私自身は腰が悪く前傾姿勢になると痛みがあるので最近はママチャリ専門。しかも足がつかないと怖いのでサドルも低めと、かっこよさからはほど遠い。ロードバイクや700cのクロスバイクを颯爽とこぐ姿に憧れながら、ジムの背もたれつきのバイクをそのつもりになってこぐ私だった。とっても読みやすく面白かった。2019/02/20

BlueBerry

55
軽い感じの連作短編集といった感じかな。息抜きに読むのが良さそうです。読書中も爽やかな風を感られるような気がします。感動とかも特にしなかったけど割と好きな本ですね。読後感も爽やかでした。自転車好きには割とお勧め。2014/02/10

サトシ@朝練ファイト

45
ロードバイクを等身大で描いた本。ややくどいがいい面も悪い面も隠す事なく物語は進む。目線の高さは自転車乗りそのもの。ロードに興味のある方は是非手に取られたし。2014/09/27

夢道場

40
すごい良かった‼︎タイトル&表紙でわかるように自転車にまつわる短編集、短編集だが登場人物がリンクしていてそれも良かった。どの話もいいけど特に「さとうきび畑」がめちゃいい!休日ロードバイクで走りたくなること間違いなしの一冊!残念ながらロードバイク持ってないから走れないんだけど。2014/08/04

バトルランナ-

31
22冊目の自転車本。一番ぴったり来た!ホビーレーサーにとってサクリファイスや銀輪の覇者は行きすぎで、少年自転車冒険小説は遠い感じ!チーム連とかする人にピッタリ!鬼曳きとか引っ張るとか言葉の使い方が間違えていないところがグット。ただ、冒頭の夫が強引に右折してきたトラックにはねられて亡くなることが現実味が薄いかな。小説の後半に出てきた先輩のように危険運転は察知できる人が多いし、それをしないとダメ出しする専門家も多いし、まわりの自転車乗りにも車に跳ねられて亡くなった人がいないんですよね!他の理由はあったけど!僕2014/05/25

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